コリコリした食感がたまらないアワビは、高級な魚介類です。
また「アワビを食べると綺麗な目の子供が生まれる」という縁起物としても有名ですよね。
高級食材なので、普段はなかなか食べ過ぎるということはないアワビ。
しかし食べ過ぎてしまうと、下痢を起こしたり腹痛になるという噂があります。
アワビの食べ過ぎで下痢や腹痛になることはあるのか、果たして真相はどうなっているのでしょうか?
そこで今回は『アワビを食べ過ぎるとどうなるのか』を、詳しくご紹介していきます。
アワビの食べ過ぎは危険なの?
アワビは食べ過ぎると危険なのか、たくさん食べる機会は少ないものの気になってしまいますよね。
アワビは妊娠中、戌の日などに食べると瞳の綺麗な子供が生まれると言われています。
しかし、アワビを生の状態で食べる場合、注意しなければならないのです。
アワビにはヨウ素が豊富に含まれているため、妊娠中に食べ過ぎるとお腹の赤ちゃんの甲状腺に悪影響が及ぶ場合があります。
妊娠中の女性は抵抗力が下がっているため、生ものによる食中毒が発生しやすい状態です。
また同じようにストレスがたまっていたり、病み上がりや疲れを感じている場合にもアワビの食べ過ぎは注意が必要になります。
普段であれば食中毒の原因菌を跳ね除けることができますが、ストレスや疲れで抵抗力が低下していると菌の強さに負けてしまうのです。
元気であれば問題ないのですが、妊娠中や体調が優れない人の場合はアワビの食べ過ぎに気をつけてくださいね。
アワビの食べ過ぎで下痢や腹痛は起こる?
アワビを食べ過ぎると下痢や腹痛の原因になるといわれていますが、なぜなのでしょうか。
アワビといえば、決して柔らかい食べ物ではありませんよね。
少し弾力があってコリコリしていて、どちらかといえば歯ごたえを楽しむことのできる食材です。
そのため消化が良い方ではなく、胃腸が弱い人にとっては負担が大きくなりがちなのです。
消化不良を引き起こすと、下痢や腹痛の原因となります。
アワビは食べ過ぎてしまうと、胃腸に負担がかかって下痢や腹痛になるのですね。
またアワビは1枚あたり110キロカロリーと比較的低カロリーではありますが、食べ過ぎればそれだけカロリーオーバーとなります。
多くても2〜3枚までに抑えれば大それたカロリーオーバーはしにくいので、カロリー摂取が気になる場合には意識していきましょう。
アワビの食べ過ぎは貝毒のリスクはある?
アワビの食べ過ぎで気がかりなことといえば、貝類にたまにある貝毒についてです。
貝毒はウイルスや食中毒菌などと違って、加熱をしても死滅することがありません。
そのため貝毒におかされている貝を食べると、もれなく下痢や腹痛などの辛い症状が起こるという恐ろしいことになります。
しかしアワビは二枚貝と違って貝毒やウイルス汚染の原因になるプランクトンを食べないので、安全性が高い食べ物なのです。
そのため食べ過ぎてしまったとしても、牡蠣のように下痢や腹痛を起こすことはほぼありません。
冬のノロウイルスが流行っている時期でも、気にせず食べられるのが嬉しいですね。
ただ鮮度の低いものなどは食中毒の原因となるので、食べ過ぎには注意しましょう。
アワビは食べ過ぎなければ栄養が豊富!
アワビは食べ過ぎてしまうと体に負担がかかる場合がありますが、実は適量なら栄養が豊富な食べ物なのです。
ではどのような栄養素が含まれているのか、順番に見ていきましょう。
魚介類に多く含まれるタウリンですが、アワビにもたくさん含まれています。
タウリンは疲労回復や滋養強壮に良い作用があるので、少し日頃から無理をしている人にはアワビが適している食べ物です。
骨の健康や精神の安定に欠かせないカルシウムですが、アワビには牡蠣の3倍もの量が含まれています。
カルシウムはビタミンDと合わせることで吸収が高まるので、アワビと一緒にビタミンDを摂取したいですね。
アワビの食べ過ぎに関するまとめ
アワビを食べ過ぎるとどうなるのかを、詳しくご紹介してきました。
アワビの食べ過ぎは、特に生の状態で食べるときは妊娠中や体調が良くない人は注意する必要かあります。
またアワビは消化不良を起こしやすいので、食べ過ぎると下痢や腹痛を起こす可能性があるのです。
ただアワビは二枚貝特有の貝毒やウイルス感染の原因になるプランクトンを食べないので、ノロウイルスなどの被害は心配ありません。
その点では、ある程度食べ過ぎても問題がないと言えるでしょう。
高級なのでそうそう食べ過ぎることはないかもしれませんが、適量を楽しんで味わいたいですね。
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