バナナは手軽に皮をむいて食べられるので、つい食べ過ぎてしまう傾向にあります。
甘くて小腹も満たされて、子供から大人までちょうど良いおやつになるんですよね。
でもバナナをあまり調子に乗って食べてしまうと、危険な症状が出ることがあるのです。
私たちにとって最も身近な果物だとも言えるバナナ、食べ過ぎると子供にとってどんな危険があるのでしょうか?
そこで今回は『バナナの食べ過ぎは子供にとって危険だというのはホントなの?』か、その理由を詳しくご紹介します。
バナナの食べ過ぎは子供には危険?!
バナナをおやつや主食の代わりにしている人は多く、子供でも食べ過ぎてしまっているケースは多々見られます。
中には朝昼晩と1日3本以上食べてしまっていることもあり、これはやはり過剰摂取と言わざるを得ないですよね。
バナナは適量を食べる分にはビタミンCの量も豊富なため、とても体に良い食べ物です。
しかし食べ過ぎてしまった場合には、子供の場合は特に思いもよらなかった危険な症状が出ることがあります。
バナナの1日に食べられる適量は1〜2本までで、それ以上は明らかに食べ過ぎなのです。
お腹が空いた時にササっと子供にあげられてとても便利なのですが、万が一の危険回避のためには適量を守ることが大切ですね。
バナナの食べ過ぎで子供にどんな危険な症状が起こる?
具体的にバナナを食べ過ぎてしまうと、子供にどんな危険な症状が起こるのかを見ていきましょう。
バナナの原産地はフィリピンやクウェートなど暖かい地域なので、体を内側から冷やしてくれる作用があります。
適量なら体がクールダウンして火照りやすい子供には最適なのですが、食べ過ぎると問題です。
腸が冷えてしまって、そこから腹痛を起こして下痢になることがあるのです。
人は体温が下がると自然と体内の水分を外に出して、体を温めようと働きます。
そのため下痢になって脱水症状を起こし、場合によっては危険な状態になってしまうのです。
バナナは体を冷やす作用があるとお伝えしましたが、子供はただでさえ血管が細いので、冷やすと血行不良になりやすい傾向にあります。
すると腸が活動するために必要な血液が運ばれなくなって、便秘が悪化して体調を崩してしまうんですね。
便秘も放っておくと危険なので、バナナを食べ過ぎた場合は注意が必要です。
子供はどれくらいからバナナを食べてもいいの?
バナナは柔らかいので離乳食でも活躍しているイメージですが、基本的に子供はどのくらいからバナナを食べても大丈夫なのでしょうか?
一見何も問題が無さそうなバナナですが、実はアレルギーを引き起こす可能性があるのです。
アレルギーの兆候
- 胃がムカムカする
- 舌がピリピリする
- お腹が痛くなる
- じんましんが出てくる
バナナを食べてから30分以内にこのような症状が現れた時には、アレルギーの危険があります。
そのためなるべくなら「1歳未満の子供にはバナナをあげないほうがいい」という考えもあるくらいです。
美味しいのでつい食べ過ぎてしまいますが、バナナにはこんな危険もあるということで覚えておきたいですね。
バナナの食べ過ぎによる子供の危険な病気
バナナを食べ過ぎると、まれに子供にとって危険な病気を引き起こすこともあります。
バナナには体内に石を作ってしまうシュウ酸が含まれています。
そのため子供でも食べ過ぎると尿管結石になりやすくなり、危険なのです。
バナナを温めて食べたりヨーグルトや牛乳などのカルシウムと合わせるとシュウ酸を抑えられるので、食べ方を工夫してみてくださいね。
バナナには体内の塩分を排出するカリウムが豊富に含まれていて、なんと1本食べれば成人女性の1日摂取量の4分の1がまかなえてしまうほど!
そのため子供が食べ過ぎてしまうとカリウムの摂り過ぎになって、高カリウム血症を引き起こす危険があります。
子供がバナナの食べ過ぎるとについてのまとめ
子供がバナナを食べ過ぎると危険だというのはホントなのか?その理由をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
バナナは体を冷やす性質があるので、子供が食べ過ぎるとお腹の不調を訴えることが多いことがわかりました。
またアレルギーの原因となったり、尿管結石や高カリウム血症などの危険な病気を誘発することもあるのです。
バナナは子供から大人まで手軽に食べられて便利ではありますが、食べ過ぎないように1日1〜2本の適量を守って安全に食べていきたいですね。
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