焼くとふんわり、季節を感じることのできる食材である銀杏。
ひとつが小さいので、子供でも気がつくと何個も食べ過ぎてしまうことの多い食べ物ですよね。
しかし美味しい銀杏は、食べ過ぎると大変なことになるくらい注意が必要なんです!
特に子供は体が小さいので、その影響を受けやすくなっているんですね。
そこで今回は『子供の銀杏の食べ過ぎは要注意!ということで、何個くらいなら食べても大丈夫なのか』を詳しくご紹介していきますね。
銀杏の食べ過ぎは子供にとって危険なの?
銀杏の食べ過ぎは良くないと聞きますが、実は銀杏には4-MPNという毒素が含まれています。
これは体内のビタミンB6と作りがとてもよく似ているために、本物のビタミンB6が本来の働きをおこなえなくなってしまうのです。
ビタミンB6の不足で起こること
- 嘔吐
- 痙攣
- 元気がなくなる
- 呼吸困難
このように、場合によっては命に関わる症状が出てしまうのですね。
銀杏によってこんな大変なことが起こる可能性があるなんて、少し怖いですよね。
ただ子供で銀杏を日頃からよく食べるケースは少ないかもしれませんが、何個も食べ過ぎるととても危険なのです。
ビタミンB6がもともと足りていなかった場合、ほんの少しの量でも中毒症状が起こることがあるので特に気をつけましょう。
銀杏の食べ過ぎ防止!子供は何個まで食べられる?
銀杏の食べ過ぎで中毒症状が起こることがわかりましたが、子供の場合1日に何個くらいまで食べられるのでしょうか?
銀杏は子供の場合、1日に5個くらいまでなら食べても大丈夫です。
7個以上食べてしまうと子供にとっては負担が大きく食べすぎになってしまうので、5個までに抑えておくとより安全ですね。
銀杏中毒は子供だけでなく大人でもなるのですが、大人の場合は1日に40粒と大量に食べた場合に起こります。
特に子供は気がつくと食べ過ぎてしまうことが多いので、あらかじめ何個までと制限をかけておくのが得策です。
お皿に乗せた数以外は食べさせないように工夫をして、銀杏による中毒症状を防いでいきましょう。
なるべくなら「大人の食べ物」として、小さいうちには与えないようにすることも大切かもしれないですね。
子供が銀杏を何個も食べ過ぎた時の対処法とは?
銀杏を子供が何個も食べ過ぎて中毒症状が起こった時、親としては慌ててしまいますよね?
しかし病院にかかるまでの間に家でできることもあるので、頭に入れておくと安心です。
銀杏を食べ過ぎて気持ちが悪そうにしているとき、無理に吐かせないようにしてください。
嘔吐をすると体が痙攣を起こすことがあり、余計に症状が悪化する可能性があるのです。
また子供の場合は吐いたものを喉に詰まらせて窒息することもあるので、少し我慢させておいた方が良いんですね。
病院では入院をしながらビタミンB6の補充をして、経過を見ていきます。
ただ銀杏を何個も食べてしまったことを報告しないと、医師も正しい診断ができない場合があるのできちんと何個くらい食べたか伝えましょう。
銀杏を食べ過ぎると、子供だけでなく大人も命に関わる状況になる可能性があります。
自分が何個食べたのかを把握しておくのは、とても大切なことなのですね。
子供の銀杏の食べ過ぎについてのまとめ
子供の銀杏の食べ過ぎは危険だということをお伝えするために、何個くらいなら食べても大丈夫なのかをご紹介してきました。
銀杏を食べ過ぎると、含まれる毒素が原因でビタミンB6が不足して中毒症状を引き起こすことがわかりました。
子供の場合は体が小さいので、銀杏は1日7粒以上で食べ過ぎと判断されます。
5粒までにしておけばまず大丈夫ですが、念のため銀杏は1粒ずつ慎重に与えるのが得策です。
痙攣を起こすリスクが高まるため、銀杏を何個も食べ過ぎた場合には無理に吐かせずに病院に行ってくださいね。
少量ならば栄養価の高い銀杏ですが、子供だけでなく大人もリスクもあることを頭に入れながら適量を食べましょう。
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