カシューナッツに栄養はある?1日どのくらいまでなら食べ過ぎにならないの?





カシューナッツはお酒のおつまみやお菓子にも使われ、料理では鶏肉と中華炒めにされることが多い、ほんのり甘くて独特の歯ごたえ、人気が高いナッツです。

何気なく口にしているカシューナッツですが実は栄養価が高く、私達の体に嬉しい様々な効果効能が得られるのはご存知でしたか?

おいしくて食べて健康を手に入れることができれば一石二鳥ですよね。

一口で食べられてしまうので、気づいたら食べ過ぎてしまっていた・・なんてこともありませんか?

その食べ過ぎは気を付けてください、注意が必要ですよ。

今回は『カシューナッツの効果効能と食べ過ぎるとどうなるか』を紹介していきます。

 

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カシューナッツの栄養成分は?

カシューナッツは栄養価が高いと述べましたが、その中でも多く含まれている成分に注目していきます。

 

カシューナッツに含まれるビタミン

ビタミンB1

水溶性ビタミンの一種で、摂取した糖質をエネルギーへと変換し、皮膚と粘膜を健康に保つ働きがあります。

脳神経系は糖質をエネルギーとして使って正常に動いていることもビタミンB1の働きに関係があります。

不足することでエネルギーが体内でうまく作られなくなり、食欲不振や疲労などの症状が起こる可能性があります。

 

ビタミンB6

水溶性ビタミンの一種で、私達の体の中(腸内細菌)でも作られています。

摂取した食べ物のタンパク質をエネルギーに変換し、筋肉・血液などを作り出すときに必要になります。

また、皮膚と粘膜を健康に保つ働きもあります。

一般的には不足しにくいと言われていますが、不足した場合には皮膚炎、口内炎、貧血などの症状が現れます。

 

ビタミンK

脂溶性ビタミンの一種で、私達の体の中には食べ物から摂取するものと体の中で作られたものを使っています。

ビタミンKは血液凝固の働きを活性化します。

他にも骨の形成、骨粗鬆症の予防にも効果が期待でき、骨の健康を維持するために不可欠なものです。

 

カシューナッツに含まれるミネラル

マグネシウム

骨や歯を形成する栄養素で、カルシウム・リンなどとともに働いているミネラルです。

あまり知られていませんがマグネシウムもカルシウムと同じ様に骨に含まれています。

神経の興奮を抑制する、エネルギーを作り出す、血圧の維持など体の中でも重要な働きをしてくれます。

長期の不足で生活習慣病のリスクが高まると言われています。

 

リン

リンの85%はカルシウム・マグネシウムとともに骨や歯を形成しています。

残りは筋肉、脳、神経などに含まれ、エネルギーを作り出すのに不可欠な栄養素となっています。

近年では食品添加物からのリンの摂り過ぎが問題視されています。

 

 赤血球を作り出すのに必要な栄養素で、不足すると鉄欠乏性貧血などを発症し、頭痛、疲労などの症状が起こります。

70%がヘモグロビンの成分となり、残りは肝臓などに貯めてあります。

ヘモグロビンは酸素と結合し、体のいたるところまで運搬するという大切な働きをしています。

 

亜鉛

正常な味覚を得るために働き、不足すると味覚障害が起こると言われています。

また、皮膚と粘膜を健康に保つ働きがあります。

多くの酵素を作る成分となり、タンパク質の合成、遺伝子情報を伝える働きがあり、細胞の再生が活発な箇所で必要とされる成分です。

 

鉄が赤血球を作り出す補助をする栄養素で、私達の体内の骨、骨格筋、血液に存在しています。

鉄がヘモグロビンの成分ということは先に述べましたが、銅が鉄を必要な場所に運ぶことでそれは成り立っています。

そのため、体の中の銅が不足していても赤血球がうまく作り出されないので貧血を引き起こしてしまいます。

また、数多くの酵素へと形を変えて活性酸素の除去や骨の形成を助ける働きもします。

 

マンガン

体内に存在するいろいろな酵素を構成し、活性化する成分です。

骨の形成、糖質や脂質の代謝・抗酸化作用などの体内の代謝に多く関わっています。

不足することで骨・生殖能力・肌などに異常が起こりやすくなり、代謝異常から生活習慣病を引き起こす可能性もあります。

 

セレン

活性酸素を抑える抗酸化酵素の構成、ビタミンCの再生を助ける酵素の構成となって、活性酸素が原因で起こる害を減らす役割があります。

甲状腺ホルモンの活性化する酵素を構成し、基礎代謝を高めてくれます。

 

モリブデン
 腎臓と肝臓に多く存在する成分です。

尿酸の代謝などの酵素の構成成分となっています。

不足することはまずないと考えてもいいですが、摂り過ぎると高尿酸血症や関節に痛み・腫れなどを引き起こす可能性があります。

 

カシューナッツに含まれる脂肪酸

オレイン酸

オリーブオイルに多く含まれていることが有名なオレイン酸。

血液中の悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化や高血圧、心臓病予防に役立ちます。

また、活性酸素と結合して過酸化脂質になることを阻止することができます。(過酸化脂質:DNAを傷付け発癌や動脈硬化の可能性を招く)

他に便秘の予防、解消にも働きます。

オレイン酸の持つ特性[界面活性(乳化)]によるもので、腸の中の便を柔らかくして排便を促す働きがあります。

 

 

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食べ過ぎ注意!と言われる原因は?

先程紹介したカシューナッツの成分を見ると、多くの栄養が含まれていて健康な体へと導いてくれる成分がたっぷりでした。

じゃあ、たくさん食べたら体が健康になるの?

いい成分ならたくさん摂りたいところですが、食べ過ぎには注意が必要で悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。

では、どのような影響があるのでしょう。

食べ過ぎると太る

カシューナッツに限って起きることではないのですが、多くのナッツはカロリーが高い食品です。

カシューナッツのカロリーは100gあたり575kcalです。

身近なナッツのカロリーも紹介しておきますと、アーモンド 600kcal、マカダミアナッツ710kcal、ピスタチオ 601kcal、ピーナッツ 526kcal(全て100gあたりのカロリー)と、100g食べるだけで一回の食事相当のカロリーを摂取したことになってしまいます。

ただ、適量を食べればダイエットに適した食品にもなります。

カシューナッツに(他のナッツにも)含まれている脂質はダイエットと切っても切り離せない栄養素「不飽和脂肪酸」が含まれているので脂肪を燃焼する働き、脂肪をつきにくくする働きが認められています。

食物繊維も多く含まれていることから腹持ちも良く、ダイエットに向いている食品と言えるでしょう。

一日の適量はカシューナッツ 10~20粒ほど、アーモンド 25~30粒ほど、マカダミアナッツ 5粒ほど、ピスタチオ 45粒ほど、ピーナッツ 30粒ほどとなっています。

 

ニキビ・吹き出物など肌荒れ

ナッツを食べるとニキビができやすくなると聞いたことがある人もいるかと思いますが、ナッツ自体にニキビができやすくなるという嫌な効果があるわけではなく、加工の段階で油やバターを使用するので食べ過ぎるとニキビ・吹き出物を作ってしまいます。

また、酸化したものを食べることで肌荒れを起こしてしまう可能性もあります。

 

吐き気・腹痛・便秘・下痢

カシューナッツは便秘解消に効果的だと述べましたが、食べ過ぎると消化されづらくなってしまい、お腹に留まってしまいます。

その結果、吐き気や便秘の症状が起きてしまうこともあります。

また、腸の中で脂肪と水分が分離して下痢になってしまうこともあり、その症状は食べたら食べた分だけ酷くなってしまうので注意しましょう。

 

アレルギー症状が出ることもある

アレルギーは食べ過ぎたから出るとかそういうものではありませんが、注意すべきことの一つとして紹介しておきます。

口内や喉のイガイガや腫れ・蕁麻疹・湿疹・気管支ぜんそく・吐き気・下痢など症状も様々でアナフィラキシーショック(短時間に全身性の症状が複数出る、また意識障害や血圧低下などの命に関わる症状)が起きる可能性もあります。

 

 

カシューナッツの効果効能と食べ過ぎに関するまとめ

カシューナッツには多くの栄養成分が含まれていて適量であれば体に嬉しい効果効能が得られることがわかりました。

 

カシューナッツの効能

  • 生活習慣病の予防、改善
  • 便秘解消
  • 貧血予防
  • 骨の形成・骨粗鬆症の予防
  • 皮膚と粘膜の健康維持
  • 代謝アップ
  • ダイエットをサポート

 

など、体に良い栄養が多く含まれているので得られる効果も多いですね。

ですが、食べ過ぎると太る、肌荒れ、腹痛などの悪影響が起きてしまうこともあります。

適量(10~20粒ほど)を食べるからこそ得られる効果なのです。

つい食べ過ぎてしまう気持ちもわかりますが、食べ過ぎ注意ということも忘れないでくださいね。

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