インゲン豆は洋風から和風まで幅広い料理に使えて、甘みもあって美味しいですよね。
インゲン豆はそこまでお腹にたまるような野菜ではないので、つい食べ過ぎてしまうこともあります。
インゲン豆の食べ過ぎは注意と言われますが、栄養やそれに伴う効果についても気になりますよね。
そこで今回は『インゲン豆の食べ過ぎは注意すべきなのか、気になる栄養や効果について』詳しくご紹介していきます。
インゲン豆の食べ過ぎはどうなっちゃうの?
インゲン豆の食べ過ぎは、胃痛や下痢などを引き起こす可能性があります。
インゲン豆に限らず豆類には食物繊維が含まれていますが、インゲン豆に限っては特に含有量が多いのです。
不溶性食物繊維に関しては他の豆類と変わりありませんが、水溶性食物繊維の量は3倍ほどになります。
食物繊維の豊富な食べ物を食べ過ぎると、胃で消化不良を起こして下痢や腹痛の原因になるのです。
食物繊維は適量なら便秘解消の効果も期待できるので、非常に素晴らしい栄養です。
栄養の効果を活かすためにも、インゲン豆の食べ過ぎは控えたいですね。
インゲン豆を食べる時に注意することとは?
インゲン豆などには「レクチン」というタンパク質が含まれており、毒性があることで知られています。
レクチンを摂取すると嘔吐や下痢を引き起こすので、食中毒のような状況になってしまうのです。
レクチンは生のままインゲン豆を食べた場合に体に取り込まれるので、インゲン豆はしっかり加熱する必要があります。
またレクチンが反応してアレルギー症状を引き起こす人もいるため、食べ過ぎには十分注意が必要なのですね。
レクチンの量を少しでも減らすためには、豆を水に一晩つけておくと減少するようです。
またしっかり加熱調理をすることで、レクチンはかなり抑えられます。
インゲン豆を食べ過ぎないようにして、なおかつ日をしっかり通したものを食べるようにすれば安全性は高まるでしょう。
インゲン豆に含まれる栄養とは?
インゲン豆にはどんな栄養が含まれているのか、詳しく見ていきましょう。
カルシウムやマグネシウム、鉄や亜鉛などのミネラルがインゲン豆には豊富に含まれています。
成長期の子供や更年期の女性、お年寄りなどはカルシウムやマグネシウムが不足しがちになるので積極的に食べていきたいですね。
リジンは体の中で作ることができない必須アミノ酸のひとつで、食事から補う必要があります。
そんなインゲン豆には必須アミノ酸のリジンが含まれているので、普段から取り入れておくと良いでしょう。
カリウムは体内の塩分量を調整し、余分な塩分を尿とともに排出する働きがあります。
しょっぱいものを食べ過ぎてしまうという人には、カリウムを含むインゲン豆がおすすめです。
インゲン豆を食べると期待できる効果とは?
インゲン豆にはミネラルを中心とする栄養が豊富ですが、これらを摂取することでどんな効果が得られるのでしょうか。
インゲン豆にはカルシウムが豊富なので、ビタミンDを多く含むキノコなどと一緒に食べると骨の健康維持に役立ちます。
カルシウムはマグネシウムとの相性が良いので、同時に含むインゲン豆は最適ということですね。
鉄の働きで、女性に多い鉄欠乏性貧血の予防や改善に効果が期待できます。
鉄はビタミンCと相性が良いので、果物や野菜と一緒に食べると良いでしょう。
カリウムが血圧を下げる作用があり、さらにマグネシウムも血圧や血糖値を維持する働きがあります。
生活習慣病による高血圧や糖尿病を予防するためにも、定期的にインゲン豆を取り入れたいですね。
インゲン豆の食べ過ぎに関するまとめ
インゲン豆の食べ過ぎは注意すべきなのか、気になる栄養や効果について詳しくご紹介してきました。
インゲン豆は食物繊維を多く含むので、食べ過ぎは腹痛や下痢の原因となります。
また良く加熱をしないと体にとって毒になる成分が含まれるので、注意が必要です。
栄養はミネラルを中心に多く含み、必須アミノ酸のリジンも含みます。
生活習慣病予防や貧血予防など、身近な健康に深く関わる食べ物なのでインゲン豆をあまり食べないという人は積極的に取り入れてくださいね。
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