ほうじ茶といえば、香ばしい香りについ身も心もホッとなってしまう飲み物です。
最近ではラテとかスイーツにまで進化して、かなり人気が高くなっていますよね。
緑茶に比べてえぐみなどがないので、日常的にほうじ茶を飲んでいる人は多いのではないでしょうか?
でもほうじ茶の飲み過ぎは、体にとって危険となり得るのか気になりますよね。
また妊婦さんはほうじ茶を飲み過ぎても大丈夫なのでしょうか?
そこで今回は『妊婦さんがほうじ茶を飲み過ぎると危険なのか』、その理由なども詳しく説明していきます。
ほうじ茶は飲み過ぎると危険なの?
ほうじ茶が飲み過ぎると危険だと言われる一番の理由が、カフェインを含む飲み物だからではないでしょうか。
お茶類というと、麦茶などをのぞいてほとんどの種類にカフェインが含まれます。
カフェインは飲み過ぎると中毒症状を起こすことで有名で、ほうじ茶もそのことから飲み過ぎは危険だとイメージされているのです。
しかし実際には、ほうじ茶のカフェイン含有量はコーヒーの5分の1程度でとても少ないのです。
ほうじ茶を5杯と一般的には飲み過ぎだと感じても、カフェインはコーヒー1杯分なんですよね。
そのためもしほうじ茶を飲み過ぎても、健康な状態であれば特に危険は無いのです。
妊婦がほうじ茶を飲むと危険?そのデメリットとは?
ほうじ茶にはカフェインが含まれていますが、その量は少ない部類に入るので通常は飲み過ぎても問題ありません。
しかし妊婦がほうじ茶を飲み過ぎたとなると、話は変わってきます。
妊婦はお腹の中で赤ちゃんが成長していますが、カフェインには血管を収縮させる作用があるので赤ちゃんの成長を妨げてしまう危険があります。
また妊娠中欠かせない栄養素、葉酸の吸収を妨げるカテキンが微量ながら入っています。
そのため妊娠中にほうじ茶を飲み過ぎるのは、少し問題がありますね。
妊婦がほうじ茶を飲むメリットとは?
妊婦には飲み過ぎると良くないとされるカフェインとカテキンが含まれているほうじ茶ですが、飲むメリットはあるのでしょうか?
妊娠中はデリケートなので、なにかと神経がピリピリしがちですよね。
そんな時にほうじ茶のテアニンが、脳神経をリラックスさせてくれるのです。
またほうじ茶を淹れたときに出るピラジンには、血行を促進する作用があります。
妊婦にとって冷えは良くないので、血行不良を予防して体を温めていきましょう。
このようにほうじ茶は飲みすぎなければ、妊婦に危険というよりはメリットを与えてくれるのです。
ただやはり飲み過ぎ防止のために1日3杯を限度にしておきましょう。
ほうじ茶を飲み過ぎる場合、危険回避のためにできること
ほうじ茶を飲み過ぎると、いくら1杯あたりのカフェイン含有量が少なくても結果的に摂取量が多くなります。
すると妊婦にも悪影響が出て危険なので、できればほうじ茶の代わりにカフェインが入っていない麦茶に差し替えることをおすすめします。
1日3杯まではほうじ茶を飲んで、そのほかは麦茶にするなど工夫すると良いでしょう。
ただどちらの場合も、温かい状態のものを飲むのが冷えをとるのに適しています。
冷たい状態で何杯も飲んでしまうと、お腹や手足を冷やしてしまう原因になってしまうのです。
妊婦でなくても通常のときですら冷えは様々な病気を招きますので、より危険度は増します。
そしてカフェインは神経を興奮させる作用もあるので、できれば夕方以降はほうじ茶を飲まない方が安眠につながるでしょう。
ほうじ茶の飲み過ぎに関するまとめ
妊婦さんがほうじ茶を飲み過ぎると危険なのか、その理由なども詳しく説明してきました。
ほうじ茶の飲み過ぎが危険だと言われる主な理由は、カフェインが入っていることです。
ただほうじ茶のカフェイン含有量は他の種類の飲み物と比べても少なく、危険性は少ないと考えられます。
しかし飲みすぎてはカフェイン過多になる可能性があるので、1日3杯までに抑えておくのが最適でしょう。
カフェインは血管を収縮させる働きがあるので、妊婦の場合は赤ちゃんの成長に悪影響が出る恐れがあります。
しかしほうじ茶のテアニンやピラジンといった、良い影響を及ぼす成分も見逃せません。
ほうじ茶は飲み過ぎないようにして、あとは麦茶に差し替えて温かくして飲むようにしましょう。
妊婦でもほうじ茶の良いところを取り入れられるように、飲み過ぎには注意してうまく工夫していきたいですね。
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