伊達巻は卵料理でありながら変わった名前ですね。
伊達巻の意味や由来はどこにあるのでしょう・・。
そんな伊達巻ですが、おせち料理には欠かせない一品で、渦巻の見た目が美しく、食感と甘さがおいしい料理です。
お正月にはふわふわ食感がクセになり、つい何度も手を伸ばしてしまい食べ過ぎてしまうこともしばしば。
そんな時には“こんなに食べるとカロリー過多になるかも”と引け目を感じていませんか?
そこで今回は『伊達巻を食べ過ぎてカロリー過多に?意味や由来も知っておこう』をテーマに紹介します。
伊達巻のカロリーは高い?
ふわふわ食感でありながらしっかりとした味付けの伊達巻、カロリーはどれほどあるのでしょう。
伊達巻のカロリー
伊達巻のカロリーは一切れを30gと考えて約60kcalとなっています。
一切れでやめられれば、あまり健康には影響が出ないようなカロリーですが、100gあたりは196kcalとなっています。
カロリーがとても高いというわけではありませんが、白飯100gあたり168kcalと比較すると高いことがわかります。
一日の摂取カロリーの目安は男性か女性か、年齢、運動量の違いで異なりますが、平均して1800kcal~2200kcalだと言われています。
単純に計算して一食のカロリーが約600~730kcalだということを考えると、伊達巻一切れがプラスされるごとに60kcal増はカロリー過多になってしまいます。
具体的に数値化すると、二切れ120kcal、三切れ180kcal、四切れ240kcal、カロリー過多は生活習慣病の原因になることもあるので、注意が食べ過ぎには注意が必要となります。
伊達巻の高カロリーの原因
伊達巻の何がカロリーを上げているのか材料を見ていきましょう。
伊達巻は卵、白身魚のすり身(はんぺんで代用することもある)、砂糖、みりん、醤油、だし汁、塩、これらの材料でできています。
ここで高カロリーの原因と考えられるのは卵、砂糖、みりんで、カロリーが卵Mサイズ 1個あたり約80kcal、砂糖 大さじ1あたり35kcal、みりん 大さじ1あたり45kcalとなっています。
ちなみに白身魚のすり身は魚の種類にもよりますがカロリーは100gあたり77kcalと低い数値になっています。
伊達巻の作り方の例ですが、卵1個に対し砂糖を大さじ1、卵1個に対し砂糖を10g、いろいろな作り方がありますが、おいしい伊達巻の甘さを出すには砂糖が必須です。
砂糖が多く入った伊達巻はカロリーを跳ね上げてしまいます。
伊達巻の糖質はどれくらい?
カロリーの高い伊達巻は砂糖が多く入っていて、糖質も高くなっています。
伊達巻の糖質は一切れを30gと考えて5.4g、角砂糖一個の糖質が4gなので、伊達巻の糖質角砂糖以上ということになり、100gあたり18gとなっています。
糖質をコントロールする場合の摂取量の目安は、一食あたり20~40g、一日60~120gを目標とし、一日130g以下に抑えることが推奨されています。
伊達巻を二切れ食べてしまうと、それだけで10gを超えてしまいますし、それ以上食べれば当然糖質も上乗せされます。
糖質の摂り過ぎもカロリー過多と同様に生活習慣病や肥満の原因となることがあります。
ちなみにおせちに入っている栗きんとんも黒まめも甘くておいしいですが、どちらも砂糖をいっぱい使っていて、伊達巻と共に糖質とカロリーが高い料理です。
おせち料理は色とりどりで味も見た目もおいしいですが、食べ過ぎには注意が必要となりそうですね。
肥満につなげないために
伊達巻はカロリーも糖質も高い食べ物で、おせちに入っている甘い栗きんとんや黒豆とも一緒に食べられることが多く、食べ過ぎは肥満への第一歩となってしまうかもしれません。
そこで、肥満につなげないために太りづらい食べ方を紹介します。
- 糖質主体のものを食べるとなぜ太る?
食事の際には自分の好きなものから食べる人もいるかと思いますが、糖質の高いものを空きっ腹に多く入れてしまうと、血糖値が急に上昇してしまいます。
血糖値が穏やかに上昇すれば血糖値を下げるためのインスリンの分泌量は増えることはないのですが、急激に上がってしまった血糖値を下げるためにインスリンが過剰分泌されてしまいます。
インスリンは血液中の糖分を脂肪として体に貯める働きがあり、過剰分泌されたインスリンは体に脂肪を蓄積する働きを更に促進してしまいます。
- まずは食物繊維から食べましょう
おせちとは少し色が違ってしまいますが、野菜などの食物繊維を先に食べるようにしましょう。
食物繊維を多く含んだものを先に食べることで、消化吸収の時間がかかるようになり、血糖値の急な上昇も抑えられます。
また、腸内でのコレステロールや中性脂肪の吸収を抑える働きと、老廃物を吸着して排出する働きがあるので肥満だけではなく生活習慣病の予防にも効果的です。
これだけではなく、噛みごたえがあるので咀嚼回数が自然と増え満腹中枢を刺激し食欲が抑えられ、ダイエット中の人にも積極的に摂ってもらいたいものでもあります。
伊達巻の由来と意味は?
伊達巻の「伊達」ってどこからきたのか考えたことはありますか?
伊達巻の名前の由来は諸説あるようです
- 伊達政宗が好きな食べ物だったので伊達巻となった
- 卵焼きより形と色が華やかな見栄えから、オシャレである・凝っている装いを意味する「伊達もの」から伊達巻となった
- 女性が和服を着る時に使う幅の狭い帯「伊達巻き」と似ているので伊達巻となった
おせち料理に入っているそれぞれの料理が全て意味を持つということは有名な話ですが、伊達巻が何を意味するか知っていますか?
実は伊達巻の巻かれた姿が書物に似ていることから、学問や文化を意味するとされています。
このことから伊達巻は『学問や習い事の成就を願う』を意味するそうです。
伊達巻の食べ過ぎに関するまとめ
伊達巻のカロリーは一切れ約60kcalです。
お正月という特別な日ということもあり、食べ過ぎてしまう時期でもあります。
おいしい伊達巻の甘さは砂糖が多く含まれているからですが、伊達巻の食べ過ぎはカロリーも糖質も跳ね上げてしまいます。
カロリー過多も糖質が多いのも生活習慣病や肥満の原因となってしまいます。
サラダなどの野菜から食べることで脂質の吸収を抑えたり、糖質の吸収を穏やかにしたりすることができるので、お正月で偏りがちな食生活をバランス良く保てるように心がけましょう。
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