日本人の心である和食、その小鉢に欠かすことのできない食べ物が漬物です。
箸休めやご飯のお供として、さまざまな野菜が漬物に加工されていますよね。
漬物が好きな人は毎日欠かさず食べている人も多いと思いますが、実は食べ過ぎるとむくみや腹痛を引き起こすと言われているのです。
ヘルシーなイメージの和食なのに、漬物は健康に悪いということなのか気になりますよね。
そこで今回は『漬物の食べ過ぎはむくみや腹痛を引き起こすのか、健康に悪いというのは本当なのか』について詳しくご紹介していきます。
漬物は健康に悪いって本当なの?
漬物といえばご飯のお供に最適ですが、どうして白いご飯に合うのかというと…。
やはり塩っ気があるからというのが理由です。
漬物を手作りしたことのある人は、作業工程の中で大量の塩を使うのをご存知だと思います。
漬物を食べ過ぎると健康に悪いと言われる原因は、この塩分量の多さにあるのです。
多くの人が思い浮かべる定番、白菜の漬物は塩分量が1.15gと塩分量は漬物の中では平均ほどになります。
漬物の中で一番塩分量が高いのが松前漬けで、なんと2.2gとダントツの多さです。
これはみりんなどの調味料が数種類使われているためで、ついついご飯にたくさん乗せて食べ過ぎてしまいますが…注意が必要ですね。
漬物の食べ過ぎはむくみを引き起こすの?
漬物を食べ過ぎるとむくみが起こりやすくなりますが、原因はどんなことが挙げられるのでしょうか。
実は健康な体であれば私たちの気付かないところで、体の中の塩分バランスは常に一定になるよう自然と調節されています。
そこで漬物を食べ過ぎると、大量の塩分が体に取り込まれることになるのです。
すると体は急ピッチで体の中の水分を増やして、なんとか塩分を埋めるようにします。
しょっぱいものを食べ過ぎると喉が乾くのは、体が塩分を薄めるために水を欲しているということなのですね。
漬物の食べ過ぎはむくみを引き起こしますが、これは体の生理的な働きによるものです。
しかしむくみ自体が体にイレギュラーなことが起きているということなので、漬物の食べ過ぎはなるべくしないようにしたいものですね。
漬物は食べ過ぎると腹痛が起こるの?
漬物の食べ過ぎは塩分過多にばかり焦点があたりそうですが、実はもうひとつ注意したいことがあるのです。
それが腹痛で、どちらかといえば胃に痛みが起こる人や腸に症状が出て下痢になる人もいます。
でもどうして、漬物の食べ過ぎで腹痛が起こるのでしょうか。
実は漬物には塩分の他に、香辛料も意外と多く含まれているのです。
そのため食べ物のカテゴリーとしては「刺激物」というくくりになってしまうんですね。
胃壁を刺激するので胃の働きが低下し、消化不良から胃痛や腹痛を誘発します。
朝から食べ過ぎて通勤電車の中で腹痛が…!とならないように、気をつけましょう。
漬物を少しでも体に良くする方法
漬物の食べ過ぎはむくみや腹痛を誘発するため健康に悪いとは分かってはいても、やはり好きな食べ物はそう簡単に量を減らすのも難しいですよね。
こうなったら漬物を少しでも体に良くする方法を知って、多少食べ過ぎても健康に支障をきたさないように工夫してみましょう。
まず市販品の漬物は手作りのものに比べて日持ちがする代わりに、塩分量がかなり高くなっています。
自身で手作りをすることで、塩を使う量を調節ができますよね。
味付けを塩だけに頼らず昆布を使うなど工夫もでき、健康にとって良いものになりそうです。
また最初の塩もみの段階では、しっかり洗い流して塩が極力残らないようにしましょう。
特に高血圧などで塩分摂取量を制限している人などは、漬物をどうしても食べたい時は手作りしてくださいね。
意外と簡単にできて、作るのも楽しいのでおすすめです。
漬物の食べ過ぎに関するまとめ
漬物の食べ過ぎはむくみや腹痛を引き起こすのか、健康に悪いというのは本当なのか詳しくご紹介してきました。
漬物を食べ過ぎると健康に悪い理由は、塩分量が多いことが挙げられます。
体内の塩分バランスが崩れて水分を欲してしまい、むくみや消化不良による胃痛腹痛を引き起こすのです。
漬物は手作りをすれば塩分量を調節できて、少し食べ過ぎても市販品ほどの塩分摂取量ではなくなります。
ぜひ工夫しながら食べ過ぎに注意して、漬物を楽しみながら食べていきましょう。
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