生のままでは苦手意識の強い野菜ですが、野菜ジュースなら美味しく摂取できますよね。
子供からお年寄りまで朝ごはんのお供として、普段から飲んでいる人も多いのではないでしょうか?
野菜ジュースとひとくちにいっても人参ベースやトマトベース、フルーツベースなどたくさんの種類があります。
野菜ジュースは飲むと健康に良さそうというイメージがありますが、時たま効果なしなのでは?という噂も聞きますよね。
野菜を絞る過程で栄養が無くなって、ほぼ健康への効果なしと言われる理由はなぜなのでしょうか。
今回は『野菜ジュースは健康への効果なしなのか、また栄養が失われてるのは本当なのか』を詳しくご紹介していきます。
野菜ジュースが効果なしと言われる理由
野菜ジュースは生のままの野菜を食べるのとは違って、健康への効果なしと言われてしまうことが多いですよね。
なぜ効果なしと言われてしまうのか、主に3つの理由を詳しく見ていきましょう。
多くの野菜ジュースに使われている原材料の野菜は、必ずしも国産とは限りません。
外国産の野菜や果物を使っている場合には、輸送される前に加熱処理されて国内で濃縮還元されている可能性が高いのです。
熱によりたくさんの栄養が壊れてしまうので、効果なしと言われてしまうと考えられています。
100%野菜ジュースの多くは糖分や塩分は含まれていませんが、中には糖分が含まれていて飲みやすくしているものもあります。
いくら野菜ジュースといっても、砂糖がたくさん使われているならオレンジジュースなどと大して変わりませんよね。
もともと野菜には水溶性と不溶性の食物繊維が含まれていますが、実は野菜ジュースにする過程で不溶性食物繊維が失われてしまうのです。
食物繊維は水溶性と不溶性をバランスよく摂取しないと余計にお腹の調子を崩す可能性があるため、本来の効果を得ることは難しいと言えるでしょう。
野菜ジュースにすることで失われる栄養
野菜からジュースにする過程では、加熱処理などを経て失われる栄養があります。
具体的にどんな栄養に影響しているのか、詳しく見ていきましょう。
野菜といえばビタミンCですが、ビタミンCの特徴として熱に弱いという点が挙げられます。
加熱処理をするにあたりビタミンCが壊れてしまうので、生の野菜に比べてかなり含有量が少なくなってしまうのです。
野菜に含まれている不溶性食物繊維は消化されにくい栄養なので、ジュースとして絞る時にカスとして捨てられてしまいます。
そのため野菜ジュースに残っているのは、水溶性食物繊維のみなのです。
便秘解消のために摂取するためには、不溶性とともに摂らなければあまり意味がありません。
野菜ジュースを飲み過ぎるとどうなる?
野菜ジュースは他のジュースに比べると健康に良さそうですが、飲み過ぎるとどうなってしまうのでしょうか?
野菜ジュースの飲み過ぎによる悪影響で、一番心配なのが糖質の摂り過ぎです。
コップ一杯の野菜ジュースには、ガムシロップ約2つ分の糖質が含まれています。
1日に何杯も飲み過ぎていると、知らない間に糖質の摂り過ぎになってしまうのです。
野菜ジュースは飲み過ぎたからといって健康状態がより向上するものではないので、ほどほどにしておくのが良いでしょう。
野菜ジュースは本当に効果なしなの?
野菜ジュースの栄養は製造過程で失われるものがありますが、本当に効果なしなのでしょうか?
全く効果なしということではなく、生の野菜とは異なるもののある程度の栄養は摂取できます。
ただあくまで野菜ジュースは補助的な考えで取り入れて、野菜は野菜でしっかり取り入れるようにしましょう。
野菜ジュースを飲んでいるから野菜は食べなくても大丈夫だという考えが、実は一番危険なのです。
普段のバランスを考えた食事の延長線に野菜ジュースがあるので、メインにはなれないということですね。
頼りすぎることなく、体のことを少しでも考えて補助的に取り入れるという考えで活用していきましょう。
野菜ジュースは効果なしなのか栄養まとめ
野菜ジュースは健康への効果なしなのか、また栄養が失われてるのは本当なのかを詳しくご紹介してきました。
野菜ジュースは加熱処理や絞る過程で、栄養などが失われるために効果なしと言われています。
ビタミンCや不溶性食物繊維は野菜ジュースからでは充分摂取できないので、食事を中心にして補助的に飲むのが一番です。
全く効果なしということはないので、野菜ジュースは飲み過ぎないように適度に取り入れるのが良いでしょう。
美味しく、少しでも健康に気をつけた食生活を意識したいですね。
コメントを残す