ナスといえば紫で小ぶりだったり細長かったりしますが、少し見た目の違う白ナスってご存知ですか?
取り扱っているお店もまだまだ少ないのですが、直売所などではよく見かけます。
売っていてもどう調理して良いのかわからない…と、なかなか白ナスを買う機会も少ない人も多いですよね。
白ナスの特徴や食べ方を知っていれば、美味しく食べられますよ!
皮は向いた方が良いのか、調理方法を工夫することでより美味しくなるんです。
そこで今回は『白ナスの特徴を知りたい人に向けて美味しい食べ方や皮を剥いた方が良いのか、調理方法のコツについて』を詳しくご紹介していきます。
白ナスはどんな特徴のある食べ物?
白ナスは一般的なナスに比べて、ずんぐりとした体型をしています。
米ナスに形が近いかもしれませんが、米ナスほどまん丸ではありません。
何より異なるのが、色が真っ白という点です。
皮に含まれるポリフェノールの一種である「ナスニン」が白ナスには含まれないため、紫の色素がないんですね。
実が未熟だから白いのではなく、色素がないために色が出ないのです。
また食物繊維を多く含んでいるので、女性にとっても嬉しい野菜だという特徴があります。
一般的なナス以上に火を通すとトロトロになるので、非常に食べやすく味にもクセが少ないのが特徴です。
白ナスの美味しい食べ方とは?
白ナスの美味しい食べ方は、相性の良い油を多めに使った料理です。
油で調理することで白ナスがトロッとしてきて、舌触りが良くなります。
たっぷりの油で素揚げをして、味噌を付けて焼いたりシチューなどの具材としても使えるでしょう。
一般的なナスを使うと色素が溶け出して料理自体の色が変わってしまいますが、白ナスなら変色しないので安心ですね。
また白ナスの場合は生食することもでき、塩もみ後にドレッシングで和えても美味しく食べられます。
一般的なナスよりも少ないですが白ナスも少しアクを含んでいて切り口から色が変色していくので、3%の塩水に5分浸けてアク抜きしましょう。
生食の場合は塩もみすればアク抜きができるので、そのまま食べても美味しいですよ!
意外と食べ方のバリエーションが豊富なので、一般的なナスよりも使えるシーンが多いのです。
白ナスの皮は剥いた方がいいの?
触ったらわかるのですが、白ナスの皮は一般的なナスに比べて分厚いのが特徴です。
ただナスに限らず野菜の多くは、皮に栄養が集中していますよね。
せっかくの栄養を削ぎ落とすことになってしまうので、皮を剥くのはなんだかもったいない気もします。
そのため皮は全部向かずに、ところどころ剥くくらいでちょうど良いのです。
実は白ナスがトロッとした食感なのは、この分厚い皮に守られて水分が簡単に逃げないようになっているからなんですね。
ステーキにする場合は皮のまま調理することで、形崩れを防いでキレイに仕上がります。
煮込む時にも皮付きのまま素揚げして、調理するようにしましょう。
白ナスの調理方法のコツとは?
白ナスの切り口が変色しないようにする調理方法のコツは、塩水に浸す他に油で揚げることです。
揚げ浸しや煮込み、味噌汁の具材に入れるにしても素揚げをしてからが良いでしょう。
白ナス以外にも淡い緑色のナスなど、他の種類でも同じような調理方法をすればキレイに仕上がります。
ナスは調理方法によって見た目の美しさを保てるか変わるので、少し手間がかかりますが素揚げをして下処理しましょう。
小さな子供に食べさせる時には、素揚げをした後にしっかり油を切って煮込んでおいてください。
また塩水に漬ける時には、5分以上漬けるのは避けるようにします。
塩水への漬け過ぎは、白ナスのせっかくの美味しさを損ねる原因になるのです。
白ナスは調理方法を工夫することで、とても美味しく食べられます。
色の美しさを活かせるように、意識したいですね。
白ナスの特徴や美味しい食べ方まとめ
白ナスの特徴を知りたい人に向けて美味しい食べ方や皮を剥いた方が良いのか、調理方法のコツを詳しくご紹介してきました。
白ナスはナスニンを含まないので、皮に紫の色素がなく白いのが特徴です。
油との相性が良いので、美味しい食べ方は素揚げをしてから煮込みやスープなどの具材として使用します。
皮が分厚いのですが全部は剥かずに、形崩れを防ぐためにも残しながら調理しましょう。
調理方法のコツは塩水に5分漬けてから素揚げをして下処理することで、キレイな色を維持できます。
ぜひお店で白ナスを見かけたら、一度食べてみてくださいね。
一般的なナスよりも甘くて癖のない美味しさがあるので、感動すると思います!
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