ご飯のお供に毎朝食べている人も多い、ちりめんじゃこ。
ご飯だけではなくスパゲティに使ったり、意外と万能食材なので用途が広いのが特徴です。
そんなちりめんじゃこですが小魚なので栄養はバッチリ、そして体に良い効能があって子どもから大人まで積極的に食べたい食材なのです。
しかし体に良い栄養や効能の詰まったちりめんじゃこも、やはり食べ過ぎるとなると注意が必要になります。
ちりめんじゃこを賢く食べるには、栄養や効能を正しく理解して食べ過ぎに注意しながら取り入れる必要があるのです。
そこで今回は、『ちりめんじゃこの栄養や効能を中心に知りたい知識』を詳しくご紹介していきます。
ちりめんじゃこの栄養と効能とは?
ちりめんじゃこはたくさんの栄養と効能が詰まっており、幅広い年代で積極的に食べていきたい食品です。
では具体的にちりめんじゃこにはどんな栄養と効能が期待できるのか、見ていきましょう。
ちりめんじゃこのような小魚といえば、やはり一番に思い浮かぶのがカルシウムですよね。
ちりめんじゃこは天然の精神安定剤と呼ばれるくらいカルシウムが豊富で、なんと100g中520mgも含まれています。
カルシウムは単体では体に吸収されにくいのですが、ちりめんじゃこにはカルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれているのです。
そのため栄養の相乗効果で、より骨を丈夫にするなどの効能が期待できます。
魚といえば頭が良くなるDHAが含まれていますが、なかなか魚を丸ごと食べるのは難しいものです。
しかしちりめんじゃこだと小魚なので頭から尻尾まで、丸ごと食べられます。
そのためDHAを取り入れやすく、栄養や効能を得やすいメリットがあるのです。
DHAは血行を促進するため脳の働きが良くなり、結果的に頭が良くなるといわれています。
EPAも血液をサラサラにするだけではなく、コレステロール値も下げてくる生活習慣病予防には欠かせない栄養素です。
命に関わるような血管系の疾患などを予防してくれるので、中高年以上になったら積極的にちりめんじゃこを食べていきたいですね。
ちりめんじゃこは食べ過ぎに注意しよう
ちりめんじゃこは体に良い栄養が豊富なので、ついたくさん食べ過ぎてしまいます。
しかしちりめんじゃこは海からとれる魚を原料としている加工品なので、どうしても塩分過多になりやすいのです。
また魚介類の特徴として、プリン体も100g中300mgとかなり多い含有量となっています。
そのため塩分過多による高血圧や、プリン体のとりすぎによる痛風のリスクが上昇します。
ちりめんじゃこは美味しくて体に良いのですが、食べ過ぎには注意する必要があります。
ちりめんじゃことシラスの違いとは?
ちりめんじゃことシラス、どちらも同じものではないの?と思いますよね。
確かにどちらともイワシの稚魚を使っているので、同じもののように思えます。
しかし厳密に言うと、イワシを加工する際の工程に違いがあるのが特徴なのです。
そもそもイワシの稚魚のことを「シラス」といい、それを天日干ししたものを「しらす干し」といいます。
さらにしらす干しを乾燥させたものが、ちりめんじゃこという名称になるのですね。
ただ、高知県など地域によってはイワシの稚魚は全てちりめんじゃことしているところもあるようです。
ちりめんじゃこの栄養を最大限に活かす方法
ちりめんじゃこにはカルシウムとビタミンDという相性の良い栄養が含まれていますが、カルシウムの吸収をもっとよくする方法があります。
それはちりめんじゃこと一緒に、酢や梅干しを使うことです。
酢や梅干し、そして柑橘系に含まれるクエン酸がカルシウムの吸収を高めてくれる作用があるのです。
そのためちりめんじゃことワカメの酢の物やちりめんじゃこの梅シソスパゲティなど、メニューを工夫することで栄養を最大限に活かすことができます。
単にご飯の上にのせるのでは実は糖質が高くなるなど注意したい点も出てくるので、栄養や効能を活かすメニューを作るようにすると良いでしょう。
ちりめんじゃこの栄養と効能に関するまとめ
ちりめんじゃこの栄養や効能を理解するのと、食べ過ぎに注意する理由を説明してきました。
ちりめんじゃこにはカルシウムやDHA・EPAなど幅広い年代に適した栄養や効能があります。
一方で、魚介類ならではの塩分やプリン体が多いといった食べ過ぎで注意したいこともあることがわかりました。
またシラスとの違いは加工の時の乾燥具合で、シラスをより乾燥させたものがちりめんじゃこなのですね。
ちりめんじゃこの栄養であるカルシウムの吸収を高めるためには、クエン酸を含む酢や梅干しなどと一緒に調理するのが効果的です。
ちりめんじゃこは食べ過ぎに気をつけながら、栄養や効能を最大限に引き出して食べるようにすると良いですね。
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