卵は賞味期限切れでも大丈夫?常温保存がダメな理由と食中毒を防ぐ方法!





食生活の中で欠かすことができない主役級食材といえば、卵ですよね。

卵自体を食べることもできますし、お菓子などの材料としても使うことができます。

そんな卵について気がかりな事といえば、賞味期限切れや常温保存などについてです。

ついうっかりしていて賞味期限切れになった後の卵は問題なく使えるのか、また食中毒などについても把握しておきたいですよね。

卵を安全に安心して食べるためには、保存方法や賞味期限についての知識を得ておく必要があるのです。

そこで今回は『卵は賞味期限切れでも大丈夫なのか、常温保存がダメな理由と食中毒を防ぐ方法について』詳しくご紹介していきます。

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卵は「消費期限」じゃないの?

一般的な認識として、生ものは賞味期限ではなく「消費期限」と呼び名や意味が異なる点が挙げられますよね。

しかし生ものである卵には「賞味期限」の文字があります。

実は消費期限だと、保存期限が「1週間〜10日程度」という目安があるのです。

卵の場合は夏場だと産卵してから16日、春と秋は25日、冬は57日までと賞味期限が定められています。

つまり卵は意外と長期間保存できる食べ物なので、消費期限と呼ぶにはふさわしくないんですね。

消費期限は切れてしまうと急激に鮮度が低下して食べられなくなる可能性が高まる食べ物ですが、賞味期限は切れたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。

賞味期限切れになって1〜2日は生食しても多くは問題なく、安心して食べられます。

これは卵の殻の内側に含まれる、リゾチームという殺菌成分による功績なのです。

 

卵の賞味期限ってどんな意味があるの?

卵は消費期限ではなく賞味期限だということがわかりましたが、具体的にどんな状態でのことを言っているのでしょうか?

卵の賞味期限の正しい意味は、安心して生食できる期間のことなのです。

つまり卵の賞味期限切れは、生では食べたらダメだけど火を通すなら良いという意味なんですね。

卵が賞味期限切れだからと捨ててしまった!という声をよく聞きますが、実はとてももったいないことをしていたのです。

卵の賞味期限はサルモネラ菌が増殖せず体に悪影響を及ぼさない時期、ということで保たれています。

卵は10度以下の冷蔵庫で正しく保存されていたことを前提として賞味期限が設定されているため、温度が安定しないと思いのほか早めに食べなければならなくなるかもしれません。

 

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卵は常温保存してはダメなの?

卵は常温保存しても問題ないと思われがちですが、実はサルモネラ菌の繁殖を抑えるためにも冷蔵庫に入れることが重要なのです。

常温保存は卵の賞味期限を短くしてしまうだけではなく、食中毒の危険性も高くしてしまいます!

卵はなるべく安定した低い温度での保存が重要になるので、購入後は速やかに冷蔵庫に移してしまうようにしましょう。

冬場の寒い時期であれば外に出しておいても、冷蔵庫と同じような温度なので問題はありません。

夏場は特に気温が高くなってサルモネラ菌が増殖しやすいため、卵の管理には気をつけたいですね。

卵は常温保存することはできないと考えて、季節問わず冷蔵庫保存を意識しておけば安心です。

 

卵で食中毒にならないためにはどうする?

賞味期限切れの卵や割ってから時間の経った卵を使うと、体調によっては食中毒を引き起こす可能性があります。

卵にはサルモネラ菌という菌がいて、普段は空に含まれるリゾチームが殺菌してくれています。

しかし、卵が古くなるとリゾチームの作用も期待できなくなって、サルモネラ菌が増殖しやすくなるのです。

サルモネラ菌に感染すると12〜24時間の間に消化器症状を中心とした辛い症状が現れ、食中毒になってしまいます。

食中毒を防ぐためには卵は適切な温度で保存された中で尚且つ賞味期限内に使うこと、調理時には火を通すことが非常に大切です。

火を通せばサルモネラ菌が死滅するため、とても効果的なんですね。

賞味期限切れの卵がある場合には、よく加熱して食べると良いでしょう。

 

卵の賞味期限切れや常温保存による食中毒まとめ

卵は賞味期限切れでも大丈夫なのか、常温保存がダメな理由と食中毒を防ぐ方法について詳しくご紹介してきました。

卵は賞味期限切れになってもすぐに食べられなくなることはありませんが、温度管理には注意する必要があります。

消費期限とまではいきませんが卵は生ものなので、購入したら冷蔵庫に移しましょう。

常温保存は卵の劣化を進ませて、サルモネラ菌が増殖する原因にもなります。

サルモネラ菌による食中毒を予防するには、火を通したり卵を賞味期限内に使ったりするなどの対策が有効です。

ぜひ卵は新鮮なうちに使って、保存方法に注意しましょう。

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