お寿司など生で食べても良し、殻のまま焼いて醤油を垂らして食べても良し。
ホタテは甘くて、とても美味しい魚介類ですよね。
魚介食べ放題などに行くと、ついたくさん食べ過ぎてしまいがちなホタテ。
しかしホタテを食べ過ぎると、思わぬ体の不調が現れることがあるので注意が必要なんです。
また殻から剥がして食べるときには内臓に気をつけないと、なんと毒がある可能性があるのだとか。
ホタテ好きには聞き捨てならないようなウワサがありますが、本当なのでしょうか。
そこで今回は『ホタテの食べ過ぎに注意ということで、内臓に含まれる毒について』も詳しくご紹介していきます。
ホタテの食べ過ぎが要注意な理由
ホタテの食べ過ぎに注意が必要だといわれる理由は、一体なぜなのでしょうか。
実はホタテには、牡蠣には及びませんが多くの亜鉛が含まれているのです。
亜鉛は普段の食事からは不足しやすく、適量を摂取するのはとても良いことです。
しかしホタテの食べ過ぎで亜鉛の過剰摂取になると、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。
特にサプリメントなどで亜鉛の成分を摂取している場合は、少しの量で摂取目安量をオーバーしやすいのです。
ホタテの食べ過ぎによる亜鉛中毒を防ぐにはほかのサプリメントを飲まない、1日に10個以上食べないなど意識をする必要があります。
【牡蠣やハマグリなどの食べ過ぎについてはこちらをご覧ください】
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ホタテは食べ過ぎに注意すれば体に良い食べ物
ホタテの食べ過ぎに注意すれば、亜鉛をはじめとして疲労を回復するタウリンなど体に良い成分がたくさん含まれています。
ホタテの食べ過ぎでプリン体の過剰摂取にならないか心配する人もいますが、その含有量は牡蠣に比べてかなり少ないものです。
そのためホタテは牡蠣より食べ過ぎたとしても安全性が高く、痛風のリスクが跳ね上がることもなさそうですね。
タウリンは栄養ドリンクにも含まれているくらいの成分で、滋養強壮効果が期待できます。
ホタテを50g食べれば1日に必要なタウリンが摂取できるので、効率的なのです。
またホタテはカロリーも低いので、食べ過ぎても太りにくい点もありがたいポイントですね。
特に刺身で食べるとより低カロリーなので、ダイエット中でも罪悪感なく食べられます。
和食洋食どちらでも美味しくいただけるので、ヘルシーな食材としてかなり重宝することでしょう。
ホタテは食べ過ぎよりも内臓の毒に注意?!
ホタテは亜鉛の過剰摂取にさえ注意すれば、多少食べ過ぎても問題になることは少ないです。
しかしホタテは食べ過ぎることよりも、内臓に含まれる毒の方が要注意なのです。
ホタテに限らず、二枚貝には貝毒の危険性があります。
ホタテの場合は身の中に含まれる内臓のような黒い部分…「ウロ」にのみ、毒が含まれています。
逆にウロさえ取り除いてしまえば、毒による危険はなくなるので安心して食べられるのですね。
ただホタテのウロは正式には内臓のうちの中腸腺にあたり、心臓や生殖巣は貝ひもの横にあります。
ウロは3〜10月は、たとえ加熱をしたとしても食べられません。
貝の毒に当たると非常に辛いので、ホタテを食べるときは内臓ではなくウロを完全に取り除くと良いでしょう。
そもそもウロ自体美味しくはないですし、えぐみもあって食感も悪いので普段から取り除いて食べることをおすすめします。
ホタテの食べ過ぎよりも注意したい内臓の毒性
ホタテは食べ過ぎよりも内臓の毒の方が注意しなければならないのですが、貝毒は2種類あります。
2018年は宮城県産のホタテの全海域が貝毒におかされ、収穫量94%減と衝撃的な量になりました。
このときに検出されたのは麻痺性貝毒で、ホタテ6枚ほどを食べると命に関わることもあるのだそうです。
麻痺性貝毒のホタテを食べると口の周りが痺れてきて、次第に全身に広がっていくという怖いもの。
また麻痺性以外にも下痢性貝毒もあります。
名前の通り食べると下痢などの胃腸症状が起きるものになり、ノロウイルスとは異なります。
貝毒は加熱しても毒性は消えませんが、ウイルスは加熱をすれば死滅するのが特徴です。
ホタテの食べ過ぎに関するまとめ
ホタテの食べ過ぎに注意ということで、内臓に含まれる毒についても詳しくご紹介してきました。
ホタテの食べ過ぎは亜鉛のとりすぎになる可能性があるため、場合によっては中毒症状が起こります。
ですがプリン体も少なめで低カロリーなので、貝類の中では取り入れやすいと言えるでしょう。
ホタテの食べ過ぎよりも注意しなければならないことは、内臓に含まれる毒です。
内臓の中腸腺にあたるウロにのみ貝毒が含まれるので、黒い部分のウロは取り除きましょう。
ホタテの貝毒は麻痺性と下痢性の2種類がありますが、熱を加えても毒は消えません。
ホタテはウロを食べないようにして、安全にいただきたいですね。
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