身だけでなく殻からも旨味だしが出るエビ、好きな人も多いですよね。
エビは普段そこまで安い金額では買えないので、安売りしたときにまとめ買いすることが結構あります。
ただエビは生ものなので日持ちがせず、多くの人は冷凍保存するのではないでしょうか。
冷凍保存をしたときに気になるのが、臭みが出てしまうことです。
エビの旨味は残しつつ、臭みを取って冷凍保存するにはどうすれば良いのでしょう?
実はエビ、冷凍保存に適した食材だったんですね。
そこで今回は『エビは冷凍保存が向いているということで、旨味を残して臭みも取る方法について』詳しくご紹介していきます。
エビは冷凍保存に向いている?
エビは一般的な冷蔵保存をした場合、買ってから2〜3日しか日持ちせずにあっという間に悪くなってしまいます。
買ってすぐに使うのであれば良いのですが、たくさん買った場合はなかなか難しいですよね。
エビを腐らせずに保存するには、冷凍保存が向いています。
冷凍保存をすると冷蔵とは違って最大4週間ほど日持ちするので、いつでも使いたい時に食べられるのです。
エビは新鮮な状態で冷蔵するほど味が良いままをキープできるので、できれば買ってすぐ使わなければその日のうちに冷凍保存してしまいましょう。
ただエビは買ってきてそのまま冷凍したのでは、臭みが出て旨味が逃げてしまいます。
冷凍保存をするにも、ひと工夫が必要だということですね。
エビの臭みが出てしまう原因
エビといえば独特の臭みがあって苦手…という人もいますが、冷凍することでより強く臭いが出てしまうこともあります。
そもそもエビの臭みは、どこから出ているのでしょうか?
エビの背中には「背ワタ」と呼ばれる黒く細長いものが入っていて、包丁で丁寧に取り除かないと臭みが出やすくなります。
つまようじを使って引っ張り出すこともできるので、しっかり背ワタを抜いてから冷凍保存するようにしましょう。
背ワタは臭みの原因になるだけではなく、エビを調理した時に仕上がりの色が悪くなってしまうのです。
エビによって背ワタが取れないものもありますが、基本的には全てチェックしていきましょう。
実は忘れがちな部分ですが、腹ワタもつまようじで取り除くとより臭み取りができます。
お腹と背中を綺麗にして、エビの臭みを取りましょう。
エビの旨味を残す下処理の方法
エビは魚介類なので、目に見えない汚れが思ったよりも付着しています。
汚れをしっかり落としてから冷凍しないと、旨味を残すことはできません。
エビの旨味を残しつつ、汚れや臭みを取る下処理の方法について見ていきましょう。
エビの汚れを取るのには、料理酒と片栗粉を使用します。
酒に片栗粉を溶かした液の中にエビを入れて、優しく揉むように混ぜてください。
しばらく置いておくと、黒い汚れが浮き出てきます。
思わず「こんな汚れが付いてたの?!」と、びっくりしてしまうような汚れの落ち具合です。
汚れが浮き出たら水洗いをして、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
下処理に少し手間がかかりますが、ひと工夫するだけで旨味を残して臭みのない美味しいエビを冷凍できますよ!
エビの冷凍保存のやり方とは?
エビの臭みを取る下処理が完了したら冷凍保存ができますが、具体的な手順についてチェックしておきましょう。
エビに空気が触れる状態で冷凍すると、乾燥や酸化で味が劣化したり臭みが強くなったりする原因になります。
エビを冷凍するときには、下処理後にラップでしっかり包むようにしましょう。
1匹ずつピッタリ包むことで、冷凍焼けを予防できます。
より旨味を閉じ込めて鮮度を保ちながら冷凍するためには、なるべく急速冷凍することが重要です。
エビをラップで包んだ上から、さらにアルミホイルで包めば温度が下がりやすくなって冷凍を早めます。
新しい冷蔵庫であれば急速冷凍専用の冷凍室があるので、ぜひ活用しましょう。
エビの冷凍保存と臭みを取る方法まとめ
エビは冷凍保存が向いているということで、旨味を残して臭みも取る方法について詳しくご紹介してきました。
エビは冷蔵庫だと2〜3日しか持たないのに比べて、冷凍保存であれば4週間ほど日持ちします。
臭みの原因は主に背ワタと腹ワタなので、つまようじなどを使って丁寧に取り除いてから冷凍しましょう。
臭みを取る方法は酒と片栗粉を混ぜた液でエビを洗い、水で洗い流すのが効果的です。
ラップでピッタリ包んで、アルミホイルで急速冷凍できるようにしてより鮮度をキープしながら保存していきましょう。
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