飲料としても料理に使うのも、日頃から大活躍なのが牛乳です。
子供からお年寄りまで、健康維持のために飲んでいる人も多いですよね。
ただ牛乳は気がつくと賞味期限切れになっていることも多々あるのが特徴で、そんなとき飲んでも大丈夫なのか迷うところです。
牛乳の賞味期限切れといっても未開封だったのか、開封後に切れてしまったのかによっても違いますよね。
また牛乳をより美味しく保存するための保存法についても、ぜひ把握しておきましょう。
そこで今回は『牛乳が賞味期限切れになって迷っている人に向けて、未開封や開封後は飲んでも大丈夫なのか保存法などについて』も詳しくご紹介していきます。
牛乳の賞味期限や消費期限はどう決まるの?
実は同じ牛乳であっても、表記が賞味期限と消費期限の2種類あることをご存知でしょうか?
食べ物や飲み物が食べられなくなる原因のほとんどが雑菌の繁殖によるものですが、実は消費期限が定められているのは「低温殺菌」の牛乳なのです。
低温での処理であるため、殺菌後も微量の菌が混じっている可能性があります。
一方で「高温殺菌」の牛乳であれば菌はほぼ全て死滅しているため、その分賞味期限は長くなって安心して飲めるのです。
もともと牛乳は栄養価が高いので菌のエサになりやすく、腐りやすい飲み物と言えます。
賞味期限に比べて消費期限の方が短いですが、正しい知識を持って早めに飲めば問題ないことがほとんどでしょう。
牛乳が未開封のまま賞味期限切れになったら?
牛乳を買ったことをすっかり忘れていて、未開封のまま賞味期限切れになってしまったことはありませんか?
でも未開封だと余計な空気には触れていないし、少しくらい賞味期限切れになっても問題はなさそうですが…。
牛乳が高温殺菌で未開封であれば、賞味期限切れになったからといってすぐに飲めなくなることはありません。
ただ低温殺菌牛乳で開封済みなどであれば、菌が少なからず繁殖している可能性があるので飲用や使用を避けましょう。
もし1日程度過ぎてしまった時は加熱して飲んだり、調理に使ったりするように工夫するのがお勧めです。
牛乳は特に紙パックだとにおいも吸収しやすく、味や匂いに影響を与えやすくなります。
すぐに使い切る自信がなければ、高温殺菌牛乳を選ぶのも手ですね。
牛乳は開封後だとどのくらいで飲み切るべき?
牛乳のパッケージを見てみると「開封後はお早めにお飲みください」との記載があります。
しかし多くの人は「開封したら具体的に何日くらい休むべきなのか」が知りたいんですよね。
賞味期限や消費期限はあくまで未開封な状態を大前提としているので、アテにはなりません。
ただ一度開封済みになった牛乳は、確実に品質が劣化していきます。
だいたい目安ではありますが、開封してからは2〜3日以内に飲み終わった方が無難です。
紙パックに入っていることの多い牛乳は、開封後だとどんどん周りの匂いを吸収して風味が落ちてしまうんですね。
たとえ賞味期限が1週間あったとしても、開封後は2〜3日で飲み切るようにしましょう。
牛乳の鮮度を保つための保存法とは?
牛乳に限らず紙パックは冷蔵庫のドアポケットに入れて保存する人が多いですが、実は長持ちさせる保存法としてはイマイチです。
ドアポケットは冷蔵庫を開閉するたびに温度が上昇してしまい、均一な温度で保存がしにくいからなんですね。
できればドアポケットでも奥の方にしまって、クリップなどで紙パックの口をしっかりとじましょう。
においを吸収するのを最小限に抑えることができるので、一手間かけるだけでまったく美味しさが違います。
また牛乳を早めに飲み切れない場合には、1リットルではなく500ミリリットルなど小さめのサイズを買うなど工夫しましょう。
正しい保存法で、牛乳を美味しく長持ちさせたいですね。
【牛乳の飲み過ぎについてはこちらをご覧ください】
牛乳の賞味期限切れや未開封と開封後の保存法まとめ
牛乳が賞味期限切れになって迷っている人に向けて、未開封や開封後は飲んでも大丈夫なのか保存法などについても詳しくご紹介してきました。
牛乳は賞味期限切れになっても直ちに飲めなくなるわけではありませんが、未開封の場合は加熱調理に使うなど工夫は必要です。
ただ開封後に賞味期限切れになった場合は、もったいないですが処分しましょう。
開封後は賞味期限にかかわらず2〜3日で飲み切るのが理想的なので、各家庭で牛乳のサイズを変えるなどしたいですね。
冷蔵庫での保存法はドアポケット奥に入れて、注ぎ口をクリップなどでしっかりとめます。
におい移りを予防して、なるべく美味しく長持ちするように工夫していきましょう。
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