見た目がヌメヌメしていて、あまり食べる機会はないものの食わず嫌いも多いのがナマコです。
ナマコにも様々な種類がありますが、主に食べられているのは「真ナマコ」という種類になります。
臭みが気になって苦手だという人も多いですが、ナマコのコリコリした食感が大好きな人も結構いるんですよね。
そんなときに心配になるのが、ナマコの食べ過ぎです。
特に妊婦さんはナマコの食べ過ぎに注意する必要があるので、詳細が気になります。
またナマコにはどんな栄養が含まれるのか、美味しい食べ方についても把握しておきたいですね。
そこで今回は『妊婦さんがナマコの食べ過ぎに注意する理由や栄養、美味しい食べ方について』詳しくご紹介していきます。
ナマコが食べ過ぎ注意といわれる理由
ナマコは食べたことのない人からみればどこを食べるの?となりますが、実は身だけでなく内臓も食べられます。
ツウな人は居酒屋で内臓を食べる機会もあるかもしれませんが、いくら好きだからといっても食べ過ぎはいけません。
ナマコには抗酸化作用があって注目されている成分、サポニンのひとつである「ホロスリン」が含まれています。
ホロスリンといえば水虫の治療薬に使われている成分で、ナマコにも少量含まれているのですね。
ホロスリンは弱いながらも毒性を持つのが特徴で、食べ過ぎで食中毒になる可能性は低いもののお腹が緩くなることがあるのです。
ナマコはお腹の具合のことも考えて、食べ過ぎないように注意したいですね。
ナマコの食べ過ぎは妊婦さんには要注意?
妊婦さんは一部の食べ物に対して注意しなければならないことがありますが、実はナマコも要注意と言われているんです。
その理由はズバリ「妊婦がナマコを食べると骨無しの赤ちゃんが産まれてくるから」というもの。
もちろん医学的根拠は全くなく都市伝説のレベルですが、ナマコを食べると赤ちゃんがナマコのようになるというイメージでしょうか?
妊婦はナマコを食べない方が良いといわれているのですが、実は次の項目でもご紹介する通り妊娠中に不足しやすい栄養がナマコにはたくさん含まれているのです。
ただ生ものという点においては、普段よりも食中毒を起こしやすい妊婦さんは特に注意が必要ですね。
ナマコの乾物などに関しては、妊婦さんが食べても全く問題ないものなので安心して食べましょう。
ナマコは食べ過ぎなければ栄養豊富!
ナマコは見た目のグロテスクな感じに圧倒されて、あまり栄養の方まで気が回りませんよね。
しかし実は、ナマコには体に良い栄養が豊富に含まれているのです!
どんな良い栄養が含まれているのか、詳しく見ていきましょう。
ナマコには人間が自身で作ることのできないアミノ酸が8種類含まれており、とても優秀な食べ物と言えるでしょう。
アミノ酸は脳細胞を活性化させたり、男性の性機能を維持する働きがあります。
年齢を重ねるごとに減っていく関節の軟骨成分であるコンドロイチン、コマーシャルで流れていたので知っている人も多いですよね。
ナマコにはコンドロイチンが含まれているので、関節の痛みを和らげたり痛みの進行を遅らせたりする効能があるのです。
ファイト一発な栄養素といえばタウリンですが、主に魚介類に多く含まれるのでナマコにも豊富です。
疲労回復や脳機能の活性化に役立つ栄養素で、子供からお年寄りまでたくさん摂取したい栄養といえます。
ナマコを美味しくいただく食べ方は?
ナマコを調理したことがない人にとっては、どういった食べ方が美味しくいただけるのかイメージが湧かないですよね。
ナマコを美味しく食べるには、まずしっかりとした下処理をしておく必要があります。
なるべく薄く切って固い筋肉の部分を落とし、ほうじ茶に漬けて一度冷凍して繊維を壊して柔らかくするのです。
この食べ方をするとほどよく歯ごたえを残した柔らかさになるので、硬くて食べられないという人も固いのが意外と好きという人もバッチリですね!
ナマコの刺身は酢醤油や柑橘の果汁を絞った醤油などとよく合うので、ぜひ試してみてください。
見た目と違って美味しくいただけるので、思い切って食べてみると新たな世界が広がると思います。
ナマコの食べ過ぎに関するまとめ
妊婦さんがナマコの食べ過ぎに注意する理由や栄養、美味しい食べ方について詳しくご紹介してきました。
ナマコには少し毒性のあるサポニンの一種が含まれているので、大量に食べ過ぎるとお腹が緩くなる可能性があります。
骨の無い子が産まれてくるといって妊婦さんに良くないという噂もありますが、都市伝説で医学的根拠は全く無いので安心して食べてください。
むしろタウリンやアミノ酸など、妊婦に良い栄養がたっぷり詰まっています。
生ものとして食べるときには、食中毒には注意しましょう。
美味しい食べ方は下処理をしっかりして薄くスライスし、酢醤油などで食べるのがおすすめです。
ナマコは見た目の印象から食わず嫌いも多いですが、この機会にチャレンジするのも良いですね。
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