カボチャを購入するときは1/2個や1/4個で売られていることも多いですよね。
一人での食事や夫婦だけの食事のように食べる人数が少ない場合には、一度に使いきることができず冷蔵庫の奥の方で眠ったまま・・なんてこともありませんか?
カボチャを冷凍保存できたら、無駄にならずに効率よく使えそうですよね。
しかし冷凍した場合の栄養や成分はどうなるのでしょう?
栄養変わらずおいしく食べられるといいのですけどね。
今回は『カボチャの冷凍保存の仕方とは?冷凍しても栄養や成分は変わらないの?』をテーマに紹介します。
カボチャの冷凍保存の仕方とは?
一度使ったら忘れ去られる・・ということがないように買ったらすぐ冷凍保存用に調理、その方法はどういったものでしょうか?
カボチャは傷みやすい食材であることを知っていましたか?
そんな食材であるからこそ使うまでに日が空くようであれば冷凍保存がおすすめなのです。
買ったままのカボチャはラップに包まれていますが、すぐ使うのであればそのまま冷蔵庫で保存でも大丈夫なのですが、そうでなければまずカボチャの「種とワタ」の処理をすることを必ずやっておきましょう。
というのも、どんな食材でも水分が付いていたり水分を多く含む部分があったりすると傷みやすくなるものです。
カボチャも同様、水分を多く含む種とワタの部分が付いたままだと足が早くなってしまうので注意しましょう。
カボチャの冷凍保存の方法について
冷凍保存の方法① 簡単に生のままで
種とワタの処理が済んだカボチャ、野菜なので洗ってしまいがちですが水分は傷みを早めてしまうので、皮の部分のみをうまく洗います。
実の黄色い部分が水に濡れると傷みやすくなるので水分を避け、洗った皮の部分の水分をキッチンペーパーでしっかりおさえておきましょう。
水分をおさえたカボチャのカットをしますが、メニューに合わせて角切りや薄切りにカットをしていきます。
カットしたカボチャは一度に使う分をしっかり空気を抜いてラップで包み、ジッパーバッグに入れて冷凍庫で1~2ヶ月ほど保存できます。
調理に時間がかかるので使う前にレンジで解凍してから使うようにしましょう。
目安として100gあたり500Wで1分ほどの解凍が必要です。
冷凍保存の方法② 味を重視ならひと手間 茹でて潰す
茹でて潰してしまえば煮物などには使うことはできませんが、味をキープしたいのであれば、ひと手間かけての冷凍保存がおすすめです。
種とワタを処理し、角切りにしたカボチャの皮を剥いてから鍋で茹でていきます。
やわらかくなったら取り出しますが、茹で過ぎはお湯にカボチャの実の部分が崩れてお湯の中から上げづらくなるので気を付けましょう。
取り出したカボチャは木べらなどでなめらかになるまで潰し、使いやすい量を一回分としてラップに乗せ、薄く伸ばした状態で密閉し、ジッパーバッグに入れて冷凍庫で1~2ヶ月ほど保存できます。
マッシュしたカボチャは使いづらいのでは?と思う方もいるでしょうが、いろんなレシピがあるんですよ。
例えば牛乳にそのまま入れればカボチャのポタージュになります。
ベーコンと混ぜてチーズを乗せて焼いたり、ホットケーキミックスに混ぜてパンプキンカップケーキやドーナツなどお菓子を作ったり、いろいろな場面で活躍します。
冷凍保存の方法③ レンジを活用 料理の時間短縮に
調理時間を短くするために加熱してから冷凍保存する方法もあります。
種とワタを処理したカボチャを用途に合わせてカットし、やわらかくなるまでレンジで加熱し、冷まします。
ある程度冷めたら一度に使う分をラップで密閉し、ジッパーバッグに入れて冷凍庫で1~2ヶ月ほど保存できます。
冷凍保存のカボチャの栄養は変わらない?
冷凍保存されたカボチャは生のカボチャ同様の栄養が摂れるのでしょうか?
実は全ての野菜に共通することですが冷凍保存された野菜は栄養価が変わるものと変わらないものがあります。
カボチャに含まれる多く含まれる栄養、食物繊維、β-カロテン、ビタミンB1・B2、ビタミンC・E・K、カリウム、カルシウム、マグネシウムについて生のものと冷凍保存との変化について見てみましょう。
まず、ほとんど変わりがない栄養素は食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウムで、これらの栄養素は冷凍による影響を受けることはあまりありません。
脂になじみやすく、水に溶けにくい、熱にも強い栄養素であるβカロテン、ビタミンE・K(脂溶性ビタミン)は冷凍するにあたっての加熱処理の影響はうけにくいものの多少、栄養素の損失があります。
水溶性ビタミンと呼ばれるビタミンC、ビタミンB群は冷凍保存するということ自体が影響するのではなく、冷凍するにあたっての加熱処理、特に茹でる調理が工程に入る場合には水に溶けだして栄養素が減ってしまいます。
カボチャの冷凍保存に関するまとめ
カボチャを冷凍保存する場合の鉄則としてカボチャの種とワタをキレイに取り除きます。
保存方法は
- 時間がない場合は用途別にカットして生のまま
- 味を重視するのであれば茹でてマッシュ
- 使うときの時短を考えるならカットしてレンジで加熱後冷凍
以上の方法がおすすめです。
どの方法の冷凍保存も1~2ヶ月の保存がきくので大変便利です。
気になる栄養素についてですが、カボチャに含まれる食物繊維とミネラルについてはほぼ影響はなく、脂溶性ビタミンは多少の損失があり、水溶性ビタミンは茹でる下処理をした場合は損失があります。
冷凍保存しない場合ですと4~5日ほどしか持たず傷みが早いですが、簡単な工程で長持ちさせることができるので冷凍保存はおすすめです。
ぜひ試して下さいね。
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