知らない人が見るとすこしギョッとしてしまう白子ですが、部位としては魚の精巣にあたります。
しかし見た目に反して、鍋に入れたり酢味噌につけて食べると絶品で非常に人気がある食べ物です。
ただ美味しいからといって白子を食べ過ぎてしまうと、コレステロールが高くなったり体に影響が出る可能性があります。
それでも白子は食べ過ぎに注意して適量を守れば、実は栄養も豊富でカロリーも低い食べ物なのです。
そこで今回は『白子の食べ過ぎでコレステロールが上がるのか、そして栄養やカロリーなどについて』も詳しくご紹介していきます。
白子の食べ過ぎはコレステロールが上がる?
コレステロールが高いと血液がドロドロになってしまい、さまざまな生活習慣病のリスクが上がります。
白子には100gあたり360mgのコレステロールが含まれているので、食材の中では高い方に分類されます。
特にフグやアンコウの白子は食べ過ぎるとコレステロール過多になりやすいので、注意が必要です。
たまに食べ過ぎる程度では気にしすぎる必要はありませんが、コンスタントに食べ過ぎていると悪影響が出る可能性があります。
コレステロールが元々高い人の場合は、時々でも食べ過ぎないように気をつけましょう。
白子の食べ過ぎは痛風のリスクも上がる!
白子の食べ過ぎはコレステロール値を上げるだけではなく、痛風のリスクも上げてしまいます。
白子には魚介類に多く含まれるプリン体が100gあたり300mgほど含まれています。
これはあらゆる食品の中でもトップクラスの含有量で、食べ過ぎるとかなり危険です。
プリン体は尿酸値を上げて痛風のリスクを上昇させるため、1日400mg以上は摂取しないように呼びかけられています。
白子の場合は100g食べればあっという間に摂取限度量に近づいてしまうので、特に気をつける必要があるのです。
コレステロールが上がるのも心配ですが、プリン体過多になるのも体にとっては危険性が大きいですよね。
白子に含まれる栄養とは?
白子は食べ過ぎるとコレステロールやプリン体の摂りすぎになってしまいますが、適量なら体に良い栄養を含んでいます。
白子にはビタミンEが多く含まれており、老化の原因である活性酸素を抑える抗酸化作用が期待できます。
見た目だけではなく中身からアンチエイジング効果が期待できるので、いつまでも若々しく保ちたい人は白子を適量食べましょう。
味覚障害を予防したり、肌のターンオーバーを正常に保つ働きをするのが亜鉛です。
亜鉛は吸収率が悪いので不足しやすいのですが、白子は亜鉛と相性の良いたんぱく質やビタミンCも含んでいます。
そのため亜鉛不足の人にとっては、白子は最適な食材なのです。
白子にはビタミンB群が含まれているので、美しい髪の毛や肌を維持するのに欠かせません。
粘膜を健やかに保つ作用もあるので、肌トラブルが気になる人は白子を適量摂取してみると良いでしょう。
ただ白子を食べ過ぎてもビタミンB群は、余った分は尿と一緒に排出されるので栄養面でいえば問題ありません。
白子のカロリーはどのくらい?
白子を食べ過ぎたときにコレステロールなどの成分も気になりますが、カロリーも把握しておきたいですよね。
白子は100gあたり80キロカロリーと、とてもヘルシーなのが特徴です。
一方で白子は良質なタンパク質を含んでいるので「高たんぱく低カロリー」な、理想的な食べ物と言えるでしょう。
ただいくらヘルシーでも食べ過ぎると体に悪影響があるので、ほどほどでストップする必要があります。
鍋物にすこし入れる程度であればヘルシーで栄養も豊富なので、積極的に取り入れていきたいですね。
白子の食べ過ぎに関するまとめ
白子の食べ過ぎでコレステロールが上がるのか、そして栄養やカロリーなどについてもご紹介してきました。
白子の食べ過ぎによってコレステロールやプリン体の過剰摂取となって、体に悪影響を及ぼします。
しかし適量ならば白子には体に良い栄養が含まれており、普段不足しがちな栄養を補うのに最適です。
白子はカロリーも低くヘルシーなのですが、やはり食べ過ぎはコレステロールやプリン体過多となりやすいので注意しましょう。
美味しく健康的に白子をいただくには、適量を守ることが大切なのですね。
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