サラダや味噌汁などいろいろな料理に使われるワカメ。
乾燥ワカメや塩蔵ワカメ、生ワカメがあり、常備してあるという人も多いかと思います。
使うことは多いものの、保存方法を考えたことはありますか?
乾燥ワカメは棚で保存、塩蔵ワカメと生ワカメについては冷蔵庫で保存することが当たり前だと思っていましたが、冷凍保存ができるようです。
賞味期限が延びるのであれば試してみたいですよね。
意外と知られていない保存方法、オススメの方法も探っていきます。
今回は『ワカメの冷凍保存で賞味期限は延びるの?オススメの保存方法とは?』をテーマに紹介します。
ワカメの元々の賞味期限は?
冒頭にも述べたようにワカメには乾燥ワカメ、塩蔵ワカメ、生ワカメがあります。
それぞれの賞味期限はどれほどなのか見ていきましょう。
未開封の場合、製造日から一年程という長い期間の保存ができます。
開封した場合は保存方法に気を付けなければなりません。
湿気を非常に吸いやすく、高温にも弱いためこれらの場所を避けて保存することをオススメします。
常温保存で構いませんが、開封したら乾燥剤と共にジッパーバッグなどの保存袋に入れ、直射日光の当たらない冷暗所で保存しましょう。
保存状態が悪いとカビが生えることもあるので注意が必要です。
塩蔵ワカメはおいしさをキープしながら長い期間食べられるように、生ワカメを茹でたのちに塩と一緒に保存されたものです。
賞味期限は、3ヶ月から長いものですと6ヶ月もの期間を保存することができます。
保存の仕方は簡単で、3ヶ月以内に使い切るのであれば冷蔵保存で問題ありません。
保存期間が延びてしまう場合には注意して確認することがあります。
【塩がヌルヌルしていないか】【ワカメから水が出ていないか】です。
ワカメから水が出ている場合にはその水を捨てるようにし、腐らないように努めましょう。
旬の時期が3~5月と短く、なかなか手に入れることも難しい生ワカメなので、うちにあることの方が珍しいかもしれません。
保存できる日数はとても短く、賞味期限は冷蔵庫で2~3日程となっていて長期保存というわけにはいきません。
そのため、その日のうちに調理して食べてしまうか保存ができるように加工するかをおすすめします。
ワカメの冷凍保存とは?
乾燥ワカメや塩蔵ワカメは長期保存ができるので、ここでは生ワカメの冷凍保存について紹介したいと思います。
賞味期限は延びるの?
生ワカメが大量に手に入った時には全量を2~3日で消費することが難しいので、すぐ食べる分以外は冷凍保存をすると賞味期限を延ばすことができます。
生ワカメは旬の時期冷凍保存にすると、たった2~3日の期限が2~3ヶ月もの間保存可能になります。
オススメの保存方法は?
生ワカメを冷凍保存する場合は下処理を行ってからにしましょう。
- 生ワカメをキレイによく洗って汚れを落とす
- 茎が付いている場合、茎は切って別にしておく(茎も茹でて冷凍保存可能)
- 量に応じて鍋の中で泳ぐ程度のお湯を沸かす(多い時は何回かに分ける)
- ワカメを入れ、混ぜながら茶色や褐色が緑色に変わるまでサッと茹でる
- お湯を切り、水にとり、よく水気を絞る
- 食べやすい大きさに切る
- おおよその一回分ずつに小分けし、ラップで包む
- 冷凍対応のジッパーバッグに入れて冷凍庫で保存
生ワカメから塩蔵ワカメも作れる?
先程は生ワカメの冷凍保存の仕方について説明しましたが、実は塩蔵ワカメも自宅で作ることができるのです。
こちらも生ワカメと比較すると保存期間が延びるのでおすすめですよ。
【塩蔵ワカメの作り方】
生ワカメの量はざる一杯分とします。
冷凍保存の仕方①~⑥を行った後で次の工程を行います。
- よく水気を絞ったワカメをボウルなどの大きめの容器に入れ、塩100~200gを振りかける
- 陶器のお皿など、程よい重さの重石をして一晩置く
- 水が出るので水気を搾り、再度塩を振りかけ、重しをして一晩置く
- 再び水が出た状態になるので水気を硬く絞る
- 水気を絞ったワカメをジッパーバッグに入れ、更に塩を振り冷凍保存する
冷凍保存は一回分にして保存しましたが、今回紹介した塩蔵ワカメは凍らないので小分けする必要がありません。
この方法ですと、6ヶ月程保存ができるようになります。
使い方は塩蔵ワカメと同様に食べる前に10分程塩抜きをしてから使います。
ワカメの冷凍保存についてのまとめ
生ワカメの賞味期限は短く2~3日程ですが、冷凍保存することで賞味期限が2~3ヶ月もの長期保存が可能になります。
冷凍保存の仕方も簡単で、よく洗ったワカメを茹で、小分けしてからジッパーバッグに入れれば完成で、身構えるような面倒くさい工程はありません。
もうひと手間加えてもいいかなという人には塩蔵ワカメの冷凍保存がおすすめとなります。
賞味期限も6ヶ月と長期間の保存ができます。
難しい工程はなく、塩を振り、水気を絞る工程がプラスされるだけです。
賞味期限の短い生ワカメが大量に手に入ったら、冷凍保存と塩蔵ワカメの冷凍保存、とてもおすすめです。
余って捨ててしまうのはもったいないので、是非試してみて下さいね。
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