主役にはなれないけれど、チャーハンの具材やおつまみなどで人気なのがザーサイ。
ピリッとした辛さが後を引くので、隠れたファンという人も多いのではないでしょうか。
ただ多くの人がザーサイについて、栄養やカロリーを気にすることはないと思います。
また食べ過ぎたときに副作用が起こる心配はないのか、体への影響も気になるところです。
そこで今回は『ザーサイの栄養やカロリー、食べ過ぎても副作用はないのか』を詳しくご紹介していきます。
ザーサイの正体や栄養について
ザーサイと聞くとすでに加工してある姿を思い浮かべてしまいますが、その正体とはどんなものなのでしょうか。
実はザーサイに使われているのは、葉物野菜の根元である「青菜頭(チンサイトウ)」です。
日本でも栽培されているので、ザーサイのイメージとは少し違うかもしれないですね。
ザーサイを漢字で書くと「搾菜」となり、塩漬けにして水気を落として味をつけたものであればザーサイとなるのです。
ザーサイには実はたくさんの栄養が含まれており、食べ過ぎに注意すれば体に良い食べ物です。
ビタミン類でいえば出血を止める作用のあるビタミンKや、妊婦さんにおすすめな葉酸などが含まれています。
ナトリウムやカリウム、カルシウムといったミネラルも豊富です。
亜鉛や鉄分といった不足しやすい栄養が豊富に含まれているのも、嬉しいポイントでしょう。
また不溶性食物繊維が含まれるため、毎日適量を食べることで便通にも良いという効能があります。
ザーサイのカロリーは食べ過ぎても大丈夫?
ザーサイは見るからにカロリーが低そうですが、実際はどうなのでしょうか。
実はザーサイのカロリーは10g食べてもたった2キロカロリーしかないくらい、とてもヘルシーな食べ物なんです!
では多少食べ過ぎたとしてもカロリーのとりすぎにはならない?と思ってしまいますよね。
ザーサイの味付けに花椒や唐辛子を使っていますが、この辛味成分が食欲を増進させてしまうのです。
せっかくザーサイが低カロリーでも、別の食べ物を食べ過ぎてしまったのでは本末転倒ですよね。
くれぐれもザーサイの食べ過ぎには注意したいところです。
ザーサイを食べ過ぎると副作用が出るの?
ザーサイを食べ過ぎてしまうと、副作用が出るといったウワサがありますが…実際はどうなのでしょうか。
もちろんザーサイは食品なので、そもそも副作用という概念は存在しません。
ただザーサイに含まれている栄養が、とりすぎによって体に悪影響を与える事があるのです。
ザーサイは加工の段階で大量の塩に漬けていきますが、なんと白菜漬けの5倍以上の塩分量なのだとか!
たしかにザーサイのあのクタクタ感を出すには、大量の塩で揉んでいそうですよね。
塩分の過剰摂取は血液中のナトリウム量を増やしてしまい、これを薄めようと血管内に水分をたくさん含ませます。
すると血管が膨張して圧がかかりやすくなり、血圧が上がるのです。
さらにむくみも起こりやすくなり、血管系の病気を誘発しやすくなります。
普段から血圧が高めと指摘されている人は、ザーサイを少し食べるだけでもあまり良くない場合もあります。
血圧が正常な人も、副作用というよりも体への影響を考えて量を控えめに食べ過ぎないことが大切です。
ザーサイと相性の良い食べ合わせ
ザーサイと相性の良い食べ合わせといえば、チャーハンなどの中華飯店で出されそうな食事を思い浮かべます。
しかし栄養的にバランスが優れている組み合わせがあるので、考えて食べてみるのもおすすめです。
ザーサイには鉄分や葉酸が含まれていますが、より吸収を高めるにはビタミンCの摂取が必要なのです。
そんな時にザーサイと豆もやしを合わせると、より効果的に栄養を取り入れることができます。
豆もやしにはビタミンCが含まれており、さらにもやしの中では豆もやしがダントツで栄養豊富なのですね。
ザーサイの食物繊維は消化しにくいタイプのものですが、キノコ類には水溶性と不溶性の食物繊維がバランス良く含まれています。
腸内環境を整えるには食物繊維のバランスも大切なので、キノコ類を一緒に食べるようにしましょう。
ザーサイの食べ過ぎに関するまとめ
ザーサイの栄養やカロリー、食べ過ぎても副作用はないのかを詳しくご紹介してきました。
ザーサイの栄養はビタミンKや葉酸、ミネラルなどが含まれています。
適量ならば体に良いのですが、食べ過ぎると副作用というよりも体に悪影響が出る恐れがあります。
一番の心配は塩分量の高さで、高血圧やむくみを引き起こす可能性があるのです。
ザーサイと相性の良い食べ物は豆もやしやキノコ類なので、ぜひ一緒に食卓に並べるようにしましょう。
ザーサイについて詳しくなったところで、より美味しく適量を食べていきたいですね。
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