氷砂糖といえば本物の氷のように透き通っていて、普通の砂糖に比べたら体に良さそうなイメージがありますよね。
キャンディ代わりにいつも氷砂糖を舐めているという人も、結構多いのではないでしょうか。
そうなると気になるのが、氷砂糖の食べ過ぎです。
気がついたら結構な量の氷砂糖を食べてしまっていて、カロリーオーバーを後悔したという話もよく聞きます。
しかし、氷砂糖は食べ過ぎなければ体にとって良い効能もあるのです。
そこで今回は『氷砂糖を食べ過ぎても大丈夫なのか、また効能やカロリーについて』ご紹介していきます。
氷砂糖の食べ過ぎは体に良くないの?
氷砂糖は適量であれば良いのですが、やはり食べ過ぎてしまうと体に悪影響を及ぼします。
氷砂糖と普通の砂糖との違いは、より純度の高いショ糖であるということです。
氷砂糖は黒糖などと比べて高純度に精製されているので、その工程でミネラルやカルシウムなどの栄養が失われています。
そのため空腹を紛らわすために氷砂糖を取り入れて、たとえ食べ過ぎたとしても栄養分はほとんどないという悪循環に陥るのです。
実は日本人は世界と比較しても砂糖をとりすぎている傾向にあり、なんと3倍も多く摂取してしまっているのだとか。
たしかにこれでは明らかに食べ過ぎですし、体に悪影響を及ぼしても納得がいきますよね。
氷砂糖は食べ過ぎなければ効能を得られる!
食べ過ぎると体に良くない氷砂糖ではありますが、適量ならば体にとって良い効能があるのです。
ではどのような効能があるのか、見ていきましょう。
よく疲れた時に甘いものを食べたり飲んだりすると、ホッと安心しませんか?
脳が疲れた状態のときには、ブドウ糖を取り入れるのが効果的です。
氷砂糖が脳の疲れを取るのは、含まれる高純度のショ糖がブドウ糖に素早く変換されるためです。
数ある砂糖の中でも、脳の疲れを取る効能についてはダントツで効果的といえるでしょう。
疲れがたまってくるとどうしてもイライラしやすくなりますが、氷砂糖はこうしたイライラを抑える効能があります。
脳が疲れてくると「早く糖分をとってエネルギーを補給して!」というイライラモードに入ります。
そこで脳の欲求通りに氷砂糖でエネルギー補給をすると、イライラモードが解除されるのです。
氷砂糖の食べ過ぎはカロリーオーバーになる?
氷砂糖は99%がショ糖でできている高純度の砂糖ですが、他の砂糖に比べてカロリーが高いということはあるのでしょうか。
氷砂糖は100gあたり387キロカロリーで、実は他の砂糖の種類とほとんど差がありません。
ちなみに黒砂糖の場合は100gあたり354キロカロリーで、砂糖の中では一番低くなっています。
きび砂糖についてはこちらをご覧ください。
氷砂糖は見た目や味がスッキリしているため、普通の砂糖と比べたら低カロリーだと勘違いしている人も多いのですが…。
実は氷砂糖を食べ過ぎているということは、カロリーの点でいえば上白糖やグラニュー糖などをそのまま口にしているのと同じことなのですね。
氷砂糖を食べ過ぎるとカロリーオーバーになることはもちろん、肥満の原因にもなりかねないため注意が必要です。
氷砂糖の食べ過ぎでクセになる理由とは?
氷砂糖を普段から食べていると、だんだんクセになってくる人が多いのではないでしょうか。
実は氷砂糖に限らず砂糖にはクセになりやすい性質があり、高純度のショ糖のかたまりである氷砂糖はよりクセになりやすいのです。
糖分が不足すると脳がエネルギーを欲してイライラしやすくなり、糖分を補給するとおさまります。
これを繰り返すと、イライラが起こらないように頻繁に氷砂糖を食べ過ぎてしまうのです。
脳は糖分がないとすぐにイライラする状態が当たり前となってしまい、余計に糖分を欲してしまいます。
氷砂糖にクセになる中毒性があるのは、こうした脳に糖分を補給するためのスイッチが少し壊れてしまうために起こるのですね。
(※アイスクリームの食べ過ぎ についてはこちらを参考にしてください)
氷砂糖の食べ過ぎに関するまとめ
氷砂糖を食べ過ぎても大丈夫なのか、また効能やカロリーについてご紹介してきました。
氷砂糖はショ糖の純度が高いため、空腹は紛らわせても栄養分がほとんどありません。
そのため栄養不足になりやすくなる欠点があり、食べ過ぎると体に悪影響が出るのです。
しかし氷砂糖は脳の疲労をとったり、イライラを緩和する効能ももっています。
氷砂糖自体のカロリーは他の砂糖と変わりなく高めなので、食べ過ぎるとカロリーオーバーしやすいのが特徴です。
氷砂糖がクセになる理由としては脳が糖分を欲して補うことを頻繁に繰り返すと、脳が常に糖分を欲している状態になってイライラしやすくなるためです。
こうした影響を最小限に抑えるためにも、氷砂糖は食べ過ぎず適量にしていきたいですね。
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