子供から大人まで大好きな高級フルーツといえば、メロンですよね。
メロンにありつけた日といえば、ここぞとばかりにたくさん食べ過ぎてしまう人も多いのです。
しかしメロンを食べ過ぎると、喉がイガイガするなどのアレルギー症状が現れることもあります。
なぜメロンの食べ過ぎで、このようなことが起こるのでしょうか。
そこで今回は『美味しくメロンを食べたい人のために、食べ過ぎると喉がイガイガすることや、喉がイガイガする原因について』ご紹介します。
メロンの食べ過ぎは体に良くないの?
高級なので普段はなかなかお目にかかれないメロン、食べ過ぎると体に良くないというのは本当なのでしょうか?
メロンには、食べ過ぎたからといって特別毒になるような成分は含まれていません。
そのため成分だけを見れば食べ過ぎても問題はなさそうですが…やはり果物なので水分が多く、体を冷やしやすいのが特徴です。
メロンを食べ過ぎると体を冷やしてしまうので、人によってはお腹が痛くなったり下痢を起こしたりすることがあります。
メロンにかかわらず食べ過ぎてしまうと胃腸に負担がかかるのは事実なので、お腹を壊すことは多くなるでしょう。
メロンの食べ過ぎで喉がイガイガする理由
メロンがあまりにも美味しくてたくさん食べ過ぎてしまったとき、なんだか喉に違和感を覚えることはありませんか?
なかなか形容しがたいのですが、喉がイガイガするという表現をする人が多いようです。
でもどうしてメロンを食べ過ぎることで喉がイガイガするのでしょうか。
その原因はメロンに含まれる「ククミシン」によるもので、これはタンパク質を分解する酵素なのです。
ククミシンが口や喉の粘膜を少しずつ分解してしまい、薄皮一枚向けてしまったような状態になるんですね。
そのために喉がイガイガしたような違和感が出てきてしまうのです。
ちなみにパイナップルでも喉や口がイガイガしますが、これも種類は違えどタンパク質分解酵素が含まれるために起こるものになります。
メロンの食べ過ぎでアレルギー症状は起こる?
メロンを食べ過ぎると喉がイガイガすることがありますが、ほとんどは一過性ですぐにおさまります。
しかし時間が経っても喉のイガイガがなかなかおさまらないとき、もしかしたらメロンによるアレルギー症状かもしれません。
これは口腔アレルギーといわれるものでメロンの他にキウイやバナナ、パイナップルで良く起こる症状です。
この口腔アレルギーの症状のメカニズムは、なんとスギ花粉症と同じようなものなんだとか。
そのため花粉症を発症している人が、メロンによるアレルギーが起きやすいのですね。
花粉症もちでメロンを食べ過ぎたときに喉がイガイガしたら、少し注意して経過を見守りましょう。
またメロンアレルギーには、ごくまれにアナフィラキシーといってかなり重い症状が起こることがあります。
呼吸困難になったり、全身が腫れ上がったりするため、おかしいと思ったらすぐに病院へ行くようにしましょう。
メロンの喉がイガイガするアレルギー症状を和らげるには?
メロンを食べ過ぎて喉がイガイガするアレルギー症状が現れた時は、どうしたら良いのでしょうか。
不快な症状を早めに治せるように、主に3つの対処法を見ていきましょう。
喉のイガイガの原因であるタンパク質分解酵素は、口の中のタンパク質に反応します。
そのため熱い飲み物を飲んで、タンパク質を変性させれば酵素が反応しなくなるのです。
メロンを食べたすぐ後に口の中を洗い流せば、タンパク質分解酵素をなくすことができます。
歯磨きなども効果的なので、食べ過ぎたと思ったらすぐに行動しましょう。
メロンのアレルギー症状で困ったときに病院へ行くと、症状を抑える抗ヒスタミン剤が処方されます。
重い症状の場合は薬の力も借りながら、改善していきましょう。
メロンの食べ過ぎに関するまとめ
美味しくメロンを食べたい人のために、食べ過ぎると喉がイガイガすることや、喉がイガイガする原因についてご紹介してきました。
メロンの食べ過ぎが良くない理由は水分が多いために、体を冷やしやすいためです。
またメロンを食べ過ぎて喉がイガイガするのは、口腔アレルギーが起きている状態でメロンのタンパク質分解酵素が原因になります。
熱い飲み物を飲んだり口をゆすいだり、場合によっては病院で抗ヒスタミン剤をもらうなどして治していきましょう。
せっかくの高級フルーツなので、メロンは食べ過ぎに注意して適量を守っていきたいですね。
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