ほうれん草は緑黄色野菜の仲間で、健康に良い野菜のひとつです。
しかしほうれん草を食べ過ぎには注意が必要で、たくさんの量をとると腹痛を起こしたり病気のリスクが上がることもあるのです。
でもほうれん草はどのくらいで食べ過ぎになってしまうのでしょうか?
ほうれん草の注意すべき量を把握しておけば、腹痛や病気を防げるかもしれませんね。
そこで今回は『ほうれん草の食べ過ぎに注意!ということで、大量に食べると腹痛や病気になる可能性について』詳しくご紹介していきます。
ほうれん草の食べ過ぎに注意が必要な理由とは?
ほうれん草を食べ過ぎには注意が必要ですが、これは含まれているアクの成分である「シュウ酸」が原因です。
シュウ酸は体内に大量に入ると結石を作り出してしまうので、食べ過ぎには注意しなければならないんですね。
ただシュウ酸が体に悪影響を与えるには、1キロ以上の大量摂取があったときです。
ほうれん草を茹でた時点でアクの7割が抜けるので、シュウ酸もそれだけ少なくなります。
その中でほうれん草を食べ過ぎるのは、なかなか大変なことですよね。
でもほうれん草の食べ過ぎに注意しなければならないのは、他にも理由があるのです。
ほうれん草を大量に食べ過ぎると腹痛を起こす?
ほうれん草を大量に食べ過ぎると、腹痛が起きやすいと聞きますよね。
これはほうれん草に含まれる食物繊維の影響で、消化不良に陥りやすいことから腹痛や下痢を引き起こしやすくなるのです。
ほうれん草に限らず食物繊維は消化が悪いので、食べ過ぎには注意が必要です。
特に子供は消化能力も高くないので、たくさん食べ過ぎることで腹痛が起こりやすくなります。
たくさん食べたとしても、1束くらいまでに留めておきたいところですね。
ほうれん草を食べ過ぎると病気を引き起こすことも!
ほうれん草のアク成分であるシュウ酸によって、腎結石などの病気のリスクがあります。
腎結石は女性の陣痛よりも酷い痛みと言われ、中高年以降の男性に多いのが特徴です。
ほうれん草の食べ過ぎで病気を誘発しやすいのですが、さらにほかの食事などでプリン体を大量に摂取している人はさらにリスクが高まります。
ほうれん草の食べ過ぎだけで腎結石になるには、よほどの量を食べる必要があります。
しかし、プリン体も合わせてとりすぎていると、一気に危険水準に達するので注意しましょう。
ほうれん草の食べ過ぎによる病気を予防する方法
ほうれん草の食べ過ぎに注意しないと、思わぬ病気を誘発する可能性があります。
でもシュウ酸が原因の腎結石などの病気を予防する方法はないのでしょうか?
実はほうれん草の調理法を工夫すれば、たとえ多くの量を食べ過ぎても病気のリスクを下げることができるのです。
①茹でたあと、水にさらす
ほうれん草を茹でたあとは、茹で汁にシュウ酸が溶け出しています。
これを綺麗に洗い流すために、茹でたあとはほうれん草をしっかり洗って水にしばらくさらしておくと良いでしょう。
生で食べられるサラダほうれん草も、なるべくなら炒めたり火を通した方が良さそうです。
②カルシウムを含む食材と一緒に調理する
ほうれん草に含まれるシュウ酸は、カルシウムと結びつく性質があります。
そのためシュウ酸を食べ過ぎないためには、グラタンやシチューなど乳製品と一緒に調理するのが良いのです。
こうすることでほうれん草を大量に食べ過ぎても、病気のリスクを下げることができます。
ただ食物繊維のとりすぎによる腹痛は起こる可能性があるので、あくまで程々に抑えておきましょう。
ほうれん草の食べ過ぎに関するまとめ
ほうれん草の食べ過ぎに注意が必要な理由や、大量に食べると腹痛や病気になる可能性について詳しく説明してきました。
ほうれん草の食べ過ぎで注意しなければならないのは、アク成分のシュウ酸や食物繊維が理由です。
シュウ酸は腎結石という病気のリスクを上昇させてしまいますし、食物繊維は消化不良による腹痛を引き起こします。
そのためほうれん草は茹でてから水にさらしたり、乳製品と一緒に調理するのが効果的です。
しかしほうれん草は健康に良いからと食べ過ぎるのではなく、適量を食べるようにしたいですね。
栄養的には鉄分や葉酸などが豊富なので、アクをしっかり抜いて健康的に取り入れていきましょう。
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